スキニージーンズを履くと脚がしびれる?スキニージーンズの弊害を知りましょう。
スキニージーンズは下肢を圧迫
スキニージーンズが若い女性の間で世界的に流行しています。
脚が細く長く、スタイルが良く見えるから愛用している
という人も多いのではないでしょうか?
女性だけではなく、
男性もスキニーを履く人が増えてきていますよね。
でも、このスキニージーンズは、
脚にピッタリフィットしているのが特徴なのですが、
この特徴が思わぬ健康被害をもたらす可能性があるんです。
その健康被害とは下肢の圧迫です。
スキニージーンズを長時間履いていると、
下肢を圧迫することになるんです。
下肢を圧迫すると、血行障害や神経障害が起こります。
血行障害が起こると、冷え性を悪化させますし、
ひどい場合は災害時に起こる挫滅症候群を引き起こします。
血行が障害されると、
その部分の筋肉が壊死して筋肉からミオグロビンが溶け出し、
腎臓に負担をかけてしまうんです。
また、その部分は赤くパンパンに腫れ上がるので、
歩くことができなくなってしまいます。
また、神経を圧迫することで、
足先や太ももにピリピリとした痺れを感じたり、
脚の感覚がなくなる神経異常が起こることもあります。
脚の圧迫は悪いこと?
スキニージーンズは下肢を圧迫して、
血行障害や神経障害を引き起こすリスクがありますが、
ドラッグストアなどでは脚を圧迫して
むくみや疲れを取るソックスやタイツが売られていますよね。
このようなソックスやタイツは
血行障害や神経障害を引き起こさないのでしょうか。
スキニージーンズと脚を圧迫するソックスでは、
圧迫方法が違うんです。
スキニージーンズは太ももに最も圧力がかかりますが、
健康効果があるソックスは足首に最も圧力がかかり、
ふくらはぎ、太ももと上部に行くにつれて圧迫が軽くなります。
下肢は足首に適度な圧力をかけて、
上部に行くにつれて圧力を少しずつ少なくすることで、
血行を促進する作用があります。
これは、医療にも取り入れられていますので、
脚を圧迫してむくみや疲れを取るソックスやタイツは、
きちんと使用法を守れば血行を促進しますので
危険なことはありません。
でも、スキニージーンズは太ももに最も高い圧力がかかりますので、
太ももから下の部分の血流が滞ってしまうんです。
そのため、血流障害や神経障害が起こってしまうんですね。
スキニージーンズの対策は?
スキニージーンズは血流障害や神経障害のリスクがありますが、
やっぱり美脚効果が高くスタイルが良く見えますので、
スキニージーンズを履きたいという人はたくさんいますよね。
どうすればスキニージーンズのリスクを
回避することができるんでしょうか?
まずは、自分のサイズに合ったものを履きましょう。
スタイルが良く見えるからとワンサイズ小さいものを履くと、
それだけ太ももを圧迫することになりますので、
リスクが上がります。
また、長時間の着用は避けること、
特に着用時に長時間しゃがむのは危険ですので
気をつけるようにしましょう。
そして、毎日着用せず、週に1~2日程度にして、
そのほかの日はゆったりゆとりのあるデザインのものを
着ると良いでしょう。
ファッションと健康の両立は難しい部分もありますが、
健康じゃないとファッションは楽しめませんので、
健康面を優先しつつファッションを楽しむようにしましょう。