冬の果物みかんは白いすじまでしっかり食べて、健康になりましょう!
みかんにはビタミンCがたっぷり
冬になるとコタツでみかんを食べたくなりますよね。
冬の果物といえば、
真っ先にみかんを思い浮かべる人も多いと思います。
そんな身近な冬の果物であるみかんには、
驚くほど栄養がたっぷり詰まっているって知っていますか?
みかんの栄養といって、
一番最初に連想するのはビタミンCだと思います。
みかん100gにビタミンCは35mgも含まれています。
ビタミンCが豊富な果物といえば、レモンですが、
レモンは100gあたり100mgが含まれてます。
みかんはレモンよりもビタミンCの含有量は少ないものの、
レモンとみかんのどちらが食べやすいかは
比べるまでもありませんよね。
ナイフも入らず、手で皮をむけばすぐに食べられるみかんは、
ビタミンCを摂取するためには効率の良い果物なのです。
注目のβクリプトキサンチン
みかんにはβクリプトキサンチンが豊富に含まれています。
「βクリプトキサンチン」という名前を聞くと、
難しそうなイメージがあると思いますが、
みかんのオレンジ色の正体がβクリプトキサンチンなんです。
βクリプトキサンチンはカロテノイドの一種です。
にんじんのβカロテン、トマトのリコピンの仲間ですね。
つまり、βクリプトキサンチンは、抗酸化作用があるんです。
しかも、βカロテンに比べて発ガン抑制作用が強く、
大腸がんの予防に強い効果があると推測されています。
さらに、このβクリプトキサンチンは
骨粗しょう症予防の効果も期待されています。
βクリプトキサンチンは骨形成を促す作用があり、
マウス実験ではβクリプトキサンチンで骨量が増えた
との実験結果もあるんです。
また、βクリプトキサンチンは同じく骨形成を促し、
骨量を増やす効果があるビタミンKよりも
効果は高いとされているんです。
しかも、このβクリプトキサンチンは食べた後の数ヶ月間は
体内に留まってくれることがわかっていますので、
みかんを冬に食べると春先まで体の中で
効果を発揮してくれるのです。
みかんは白いすじの部分も食べよう
みかんの皮をむいた後、白いすじの部分も
取って食べる人も多いと思います。
でも、あの白いすじの部分にも
栄養がたっぷり詰まっているんです。
白いすじの部分はアルベドと言いますが、
アルベドにはビタミンPがたっぷり含まれているんです。
ビタミンPはあまり馴染みのないビタミンですが、
みかんに含まれるビタミンPは
ヘスペジリンというポリフェノールです。
ヘスペジリンは毛細血管を強化し、
コレステロール値を改善したり、
アレルギー反応による炎症を抑える役割がありますので、
アトピー性皮膚炎の予防にも効果がある
すごいビタミンなんです。
冬の果物のみかんは身近なだけでなく、
健康を守ってくれる果物なんです。
1日2~3個を食べると効果があるとされていますので、
今年の冬は毎日2~3個のみかんを食べるようにしましょう。