胃腸の負担を軽減する食物酵素を上手に摂取するコツを知りましょう。
食物酵素って何?
まだ熟していないバナナや桃などのフルーツを
そのまま放置しておくと、
どんどん熟して甘くなりますよね。
なぜ、放置しておくだけで
このような変化が起こるか知っていますか?
それは、フルーツの食物酵素が働いているからです。
食物酵素とは、食べ物の消化や吸収、
代謝を助けてくれる成分のことです。
フルーツの代謝を促進しているため、
放置しておくだけでも、フルーツは熟していくのです。
私たちは食べ物を消化するために、
消化管から消化液が分泌されています。
アミラーゼやリパーゼなどですね。
これらの消化液に含まれる酵素によって、
炭水化物やタンパク質、脂質は消化吸収されます。
もし、これらの消化酵素を消化管から分泌するだけでなく、
食品から摂取できたら、
さらに消化吸収は促進されると思いませんか?
この消化酵素の役割を果たすのが食物酵素なんです。
それぞれの食品によって、
含まれている酵素の種類は違いますが、
食物酵素を多く含む食品をと食べることで、
消化吸収を促進できますし、
胃腸の負担を軽減することができるんです。
食物酵素が多く含まれている食品
食物酵素は基本的にほとんどの食べ物に含まれています。
野菜や果物だけではなく、肉や魚にも含まれています。
その中でも食物酵素が多い食品は発酵食品です。
納豆やキムチ、糠漬け、ヨーグルトなどが発酵食品ですよね。
これらの食品には、酵素がたっぷり含まれていますので、
胃腸の負担を軽減することができますよ!
また、大根に食物酵素がたっぷり含まれているのを
知っているでしょうか?
大根は消化に良い野菜として有名ですが、
それは食物酵素が含まれているからなんです。
大根にはジアスターゼという酵素が含まれていますが、
デンプン質の消化吸収に役立ちます。
また南国系のフルーツにも食物酵素はたっぷり含まれています。
パイナップルやキウイ、マンゴーなどでね。
パイナップルやキウイを食べると、
口の中がイガイガすることがあると思います。
それは、パイナップルやキウイには
タンパク質を分解する酵素が含まれているからです。
その酵素によって口の中のタンパク質が分解されたため、
イガイガする感覚が出たんです。
食物酵素は熱に弱いので注意!
食物酵素は発酵食品や大根、
南国系のフルーツに特に多く含まれていますが、
これらの食品から食物酵素を効率よく摂取しようと思ったら
注意しなければいけないことがあります。
それは、食物酵素は熱に弱いということです。
南国系のフルーツは、基本的に生で食べますので、
熱に弱いことを気にする必要はないでしょう。
でも、発酵食品や大根は要注意です。
最近、体を冷やさないために
ヨーグルトは温めて食べることが流行していますよね。
これは、温めるだけなら良いのですが、加熱しすぎると、
せっかくの食物酵素が死滅しますので
食べた意味がなくなってしまいます。
また、納豆やキムチは
チャーハンや炒め物など料理に使うこともありますが、
そうすると酵素が死んでしまいますので、
食物酵素を効率よくとるためには、
加熱せずにそのまま食べるようにしましょう。
そして、大根はサラダや大根おろしにして食べると良いでしょう。
食物酵素を取ると、胃腸の負担を軽減できるだけでなく、
代謝を良くして、痩せやすい体を作ることができるんです。
食物酵素を上手に摂取して、消化吸収を促進し、
痩せやすい体を手に入れましょう!