いつの間にか体重が減っている?体重減少の原因となる病気4つとは
体重減少の原因=糖尿病
きちんと食べているのに、
なぜか体重がどんどん落ちてしまう
という人はいませんか?
食べているのに体重が落ちるのは、病気の症状かもしれません。
食べているのに体重が減ってしまう病気の1つに
糖尿病があります。
糖尿病は生活習慣病の代表的なもので、
一度発病してしまうと、完治することは難しく、
一生上手に付き合っていく必要がある病気です。
糖尿病になると、血液内に過剰に糖分が
尿と一緒にどんどん外に出て行ってしまう状態になります。
つまり、食べた分のカロリーが
エネルギーとして消費されずに
無駄になってしまうことになります。
そうすると、以前から蓄えていた体内の脂肪を分解して
エネルギーに変える必要がありますので、
糖尿病になると、痩せていってしまうのです。
体重減少の原因=バセドウ病
体重減少の原因となる病気の2つ目は、バセドウ病です。
バセドウ病は、
甲状腺の機能が必要以上に活発化してしまう病気です。
甲状腺ホルモンは代謝に関わるホルモンですので、
甲状腺の機能が活発化し、甲状腺ホルモンの分泌が増えると、
代謝が上がったり、脈拍数が増え、体温が上がり、
発汗量が増加します。
そうすると、
普段と同じ活動量でも消費カロリーが上がりますので、
自然と体重が減ってしまうのです。
バセドウ病は男性よりも女性に多く、
男女比は1:4で20~30代の女性に多い病気です。
体重減少の原因=結核
体重が減少する原因の病気3つ目は、肺結核です。
結核は現代の日本でも感染のリスクがある病気です。
病院や介護施設で集団感染を起こすこともありますし、
2015年末から2016年にかけて都内の警察署でも
結核の集団感染が起こったというケースがあります。
肺結核は激しく体力を消耗する病気ですので、
知らないうちにどんどんエネルギーを消費して、
体重が落ちてしまうのです。
結核の初期症状は、体重減少しか現れないことがありますので、
思い当たる人は要注意です。
体重減少の原因=がん
体重減少の原因となる病気の4つ目はがんです。
がんになると痩せるというのは、
みなさんご存じだと思いますが、
すべてのがんで必ず痩せるというわけではありません。
膵がんや大腸がん、前立腺がん、肺がんでは
体重減少が起こることが多いものの、
乳がんや急性骨髄性白血病では
明らかな体重減少がみられることは少ないんです。
がんで体重が減る理由は、
がん細胞の増殖による代謝の変化と言われています。
また、消化器系のがんの場合は、
消化器にがんができることで、
正常に食べ物の消化吸収ができずに、
食べたものがエネルギーとして使われずに痩せることもあります。
これら4つの病気は放っておくと、命に関わる病気ですので、
「最近、ちゃんと食べているのに体重が減ったと思った場合は、
早目に医療機関を受診して検査を受けましょう。