葉酸は妊婦さんのためだけじゃない!葉酸の健康効果を知りましょう。
葉酸は妊婦に欠かせない栄養素
葉酸といえば、妊婦に欠かせない栄養素として有名ですよね。
なぜ、妊娠中の女性は葉酸を取るべきなのかというと、
胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを
低減させることができるからです。
また、流産予防やつわりの軽減にも
葉酸は効果があるとされていますので、
妊娠中の女性は葉酸をサプリメントなどを利用して
しっかりとる必要があるのです。
葉酸は認知症や動脈硬化予防にもつながる
妊娠中の女性に欠かせない栄養素である葉酸ですが、
葉酸の効果は妊娠中の女性に対するものだけではありません。
妊娠に関係なく、
葉酸は私たちの健康を守ってくれるものなのです。
葉酸の代表的な健康効果を3つご紹介します。
1つ目は認知症や動脈硬化予防です。
認知症にはアルツハイマー型や脳血管型などの
いくつかの種類がありますが、
いずれも脳の神経が正常に保たれず、
ホモシステイン値が上昇するという変化がみられます。
また、このホモシステイン値は認知症だけでなく、
動脈硬化にも関係していて、ホモシステインが増加すると、
血管壁を傷つけて、動脈硬化を進行させるのです。
そして、このホモシステインを減少させるのが葉酸です。
葉酸が欠乏していればホモシステインが増え、
葉酸が十分に取れていれば減るというわけです。
そのため、葉酸をしっかりとっていると、
認知症や動脈硬化を予防することができるです。
葉酸でがん予防ができる?
葉酸の健康効果の2つ目は、がん予防です。
葉酸には細胞の傷ついたDNAを修復する働きがあります。
DNAが傷つくと、その細胞はがん細胞化しやすくなるのです。
葉酸は傷ついたDNAを修復する働きがありますので、
細胞のがん化を抑制し、がんを予防してくれるのです。
特に、子宮頸がんや喉頭がん、肺がん、結腸癌、直腸がんは
DNAの損傷と深いかかわりがあることがわかっていますので、
葉酸を取ることで、がんを予防できるというわけですね。
葉酸で貧血予防
葉酸は貧血予防の効果もあります。
葉酸が予防してくれる貧血は悪性貧血です。
悪性貧血とは、赤血球が巨大化することで、
正常に機能しなくなることによって起こる貧血です。
葉酸が不足すると、正常な赤血球が作られずに、
巨大な赤血球ができてしまい、
酸素を正常に運搬できなくなってしまうのです。
葉酸を取ることで、正常な赤血球が作られるようになりますので、
貧血予防ができるというわけなんです。
葉酸は妊娠中の女性に必要な栄養素というだけでなく、
認知症予防、動脈硬化予防、がん予防、
貧血予防にもなるものなんです。
1日240㎍が必要です。
葉酸が多く含まれるホウレン草、
アボカド、イチゴ、卵、海苔など
豊富に豊富に含まれていますので、
これらの食品で葉酸を摂るようにしましょう。