歯を食いしばると思わぬ影響が?歯を食いしばると起こる症状3つ
歯の食いしばり=歯周病になりやすい
あなたは無意識のうちに歯を食いしばる癖はありませんか?
リラックスした状態で口を閉じた時、
上下の歯は触れ合っていますか?
それとも離れているでしょうか?
もし、口を閉じて、上下の歯が触れ合っているなら、
あなたは歯を食いしばる癖があるかもしれません。
歯を食いしばる癖があると、
健康に様々な悪影響が出てくることをご存知でしょうか?
歯を食いしばる癖があると、歯周病になりやすいのです。
歯を食いしばると、歯に過度の負担がかかりますので、
歯の根元に感染が起こりやすくなります。
歯の根元部分に感染が起こると、
そこに細菌が繁殖して、歯周病になってしまうのです。
また歯を食いしばっていると、歯に強い力がかかって、
歯が削れてしまうこともあり、それが続くと、
歯のエナメル質がはがれて痛みが出ることもあります。
歯の食いしばり=頭痛
歯を食いしばることでの健康への悪影響の2つ目は頭痛です。
一度、歯を食いしばってみてください。
顎などの顔周りだけでなく、
首や肩にも力が入っているのではないでしょうか?
無意識に歯を食いしばる癖のある人は、常に首や肩、
顔周りの筋肉に力が入っているということです。
首や肩に力が入っていればどうなるでしょうか?
首や肩の筋肉が固まりますので、
その付近の血流は悪くなります。
そうすると、頭痛が起こりやすくなるのです。
歯を食いしばる癖があると、
頭痛が起こりやすくなるんですね。
片頭痛などの頭痛に悩まされている人は、
歯を食いしばる癖がないかどうか確認してみましょう。
歯の食いしばり=顎関節症
歯を食いしばることでの健康への悪影響3つ目は顎関節症です。
顎がガクガクしたり、
口を開けるのが辛いなどの症状が出る顎関節症は、
歯を食いしばることで発症することもあります。
歯を食いしばっていると、
顎の関節に過度の負担をかけています。
それが長期間続くと、顎関節症を発症して、
顎が傷んだり、顎を動かすとカクカクと音がしたり、
口を完全に閉じることができなかったり、
口を開けるのが痛くて、
食事さえままさならないなどの症状が現れるのです。
歯の食いしばりを治すには?
歯を食いしばる癖を持っている人は、
どうしたら良いのでしょうか?
歯を食いしばる癖がある人は、
まず自分で歯を食いしばる癖があることを認識しましょう。
そして、歯を食いしばっているかどうかを
自分でたびたびチェックし、気づいたら、
歯の食いしばりを止めて、
顔周りや首周りの筋肉をリラックスさせるようにしてください。
また、歯を食いしばる癖のある人は、早食いだったり、
噛む力が強すぎることが多いので、
毎日の食事はゆっくり食べることを心がけてください。
このように日々の生活の中で
歯の食いしばりを治すように心がければ、
自然に歯を食いしばる癖は消えていくはずです。
最初は違和感があるかもしれませんが、
それを続けていくことで、
歯の食いしばる癖は治りますよ。
それでもどうしても治らないという人は、
就寝時にはマウスピースを装着するなどの対策がありますので、
早めに歯科を受診すると良いでしょう。