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炭水化物抜きダイエットに待ったの声!日本糖尿病医学界が糖質制限食を薦めない理由とは




日本糖尿病医学界が糖質制限食に異議

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普段の食事から主食の米を抜く事で、劇的なダイエット効果がある
とされて広まっている炭水化物抜きダイエット。

ですが、日本糖尿病学会は、
この糖質制限食を薦められないとの提言を出しています。

日本糖尿病学会の主張では、糖質制限により
逆にタンパク質と脂質の摂取量が増加する事をその根拠にしています。

タンパク質の摂りすぎが腎機能を悪化させ、
脂質の摂りすぎが心筋梗塞や脳卒中の危険性を高めるのだそうです。

さて、炭水化物抜きダイエットは、
腎臓病や心筋梗塞を引き起こす危険なダイエット法なのでしょうか?

 

高雄病院、江部康二理事長が反論

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しかし、日本糖尿病医学界の発表に対して、日本における糖質制限食の提唱者、
高雄病院の江部康二理事長は反論しています。

江部理事長の反論によれば、

「脂質は長い間悪者扱いにされてきたが、最近は脂質を減らした食事をした人とそうでない人の死亡率には、統計的には大きな差はないと言う事が海外の論文で続々と発表されているとし、たんぱく質に関しては、腎機能に障害がある人には、糖質制限食は薦められないのは事実だが、腎機能に障害がない人は別。実際にたんぱく質の摂りすぎで、腎機能に障害が生じるというエビデンス(科学的根拠)はない」

と主張しています。

確かに、日本糖尿病医学界の提言でも、たんぱく質の摂取のしすぎで、
腎臓機能を悪化させるという根拠はないと書いています。

 

糖質制限食は継続が難しいとの提言

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さらに、日本糖尿病医学界は、糖質制限食は
主食である米やパン、麺類を1年以上は抜く必要がある。

減量の効果は認めるが、これらの主食を1年間以上も抜くのは、
余程の根気のある人でなければ継続できないと主張しています。

つまり、減量効果は認めるが、
成功者が少ないのだから薦められないと結論付けています。

それに対して江部理事長は、
今は、こんにゃくパスタや、ふすまパンといった低糖質の食品もあると反論。

むしろ、カロリー制限食の方が、
継続が難しいのではないかと皮肉をいっています。

 

日本糖尿病医学界の言いたかった事とは?

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江部康二理事長は、糖質制限食を日本に紹介した第一人者で、
著作は30冊以上、総計では100万部も売り上げています。

この糖質制限食は、糖質さえカットすれば、
肉や魚は食べてもよいとしています。

面倒なカロリー制限に関する規定もないので、
その手軽さを売りに発行部数を増やしています。

日本糖尿病医学界の今回の提言は、
それに水を差すような内容に見え、
江部理事長が反論するのも無理からぬ気がします。

同医学界の門脇孝理事長は、思わぬ江部理事長の反論に、
このような事をコメントしています。

「今回の提言は、日本人の病態と嗜好性に相応しい食事療法に対する継続的な検討が必要として出した。提言には、食生活の好みによっては糖質50%未満を許容するという規制緩和の意味もあり、糖質を少なく摂る時には20%超えるなら腎機能の低下に注意、脂質が25%を超える時には不飽和脂肪酸を多く摂るようにして欲しい。」

何だか、
カロリー制限食VS糖質制限食のバトルのような話になっています。

 

どちらの方が継続できそう?カロリー制限VS糖質制限食

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では、どちらのダイエット方法が、より継続しやすいのでしょうか?

例えば、外食メニューのハンバーグランチの場合。

糖質制限ダイエットは、
ライスと付け合わせのコーンはアウトになります。

一方のカロリー制限ダイエットは、
ハンバーグの大きさにもよりますが、
ハンバーグを3分の1残して残りは食べられます。

どっちの方が継続しやすいかは、人それぞれなのでしょうが
あなたはどっち派でしょうか?

ご飯党の私なら、カロリー制限かな・・・





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2013年4月19日 | カテゴリー:ダイエット 学会・研究

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