長寿を保った水戸黄門は、グルメな健康オタクだった!長寿の秘訣は生活習慣にあったのです
水戸黄門は、グルメな健康オタクだった!!
「この紋所が目に入らぬか!控えおろう」でお馴染みの
水戸黄門ですが、彼は実在の人物です。
彼は1627年に誕生してから、1700年に亡くなって
いますから、73歳という当時としては長寿でした。
今のように医学が発達していない時代、
どうして水戸黄門は長寿を保ったのでしょうか?
今回は、時代劇一番の有名人、水戸光圀(みつくに)の
知られざる生活習慣があったのです。
水戸黄門漫遊記はフィクション、でも、よく運動した水戸黄門
いきなり話をぶっちゃけるみたいですが、
あのテレビドラマの水戸黄門はフィクションです。
黄門様のような上級武士が、日本全国を回って悪党を退治する
なんてあり得ないのですが、それは割り引いても、
黄門様は、領内を歩く時にはカゴを使わず、
徒歩か乗馬で気軽に移動して、
民衆にざっくばらんに接していたそうです。
乗馬は馬から伝わる振動で全身が刺激され
血液やリンパの流れを良くします、
筋肉や内臓へのマッサージ効果もあります。
今でも、乗馬型の運動器具がありますが、
水戸黄門は、現実に馬か徒歩で領内を回っていたのです。
日本で最初にラーメンを食べ、カツオも大好物だった
水戸黄門は、食への好奇心が非常に強い人物でした。
日本で最初にラーメンを食べた事でも知られています。
今でこそ、ラーメン=健康に悪いなんてイメージがありますが
当時のラーメンの具は山菜などの薬膳の具だったそうです。
それ以外にも、ヨーグルトやビスケットのような
庶民は明治に入ってからしか食べていないものも、
食べています。
また、頭の働きを良くする事で知られるカツオも大好物で
それ以外には、大根とニンニクを良く食べたそうです。
大根には、各種ビタミンやカルシウム、ナトリウム、
ニコチン酸、リン、鉄が含まれています。
ニンニクには、疲労回復、精力増強に効果の高い、
アリシンやスコルジン、ビタミン、カリウム、
たんぱく質が含まれます。
さらにニンニクは、風邪や動脈硬化を予防する効果
もありますから、黄門様の長寿にも役立ったのでしょう。
グルメだけど、普段は質素で禁欲的だった黄門様
こうして見ると、毎日、美味しいモノ三昧に見える
黄門様ですが、普段の食事は意外に質素でした。
ご飯にオカズが二品、或いは三品、
それに汁ものだけというようなものだったようです。
水戸黄門は、普段から食事は鳥獣に習うべし
と家臣に言って聞かせていたようです。
「腹いっぱい食べようと考えるのは、人間だけだ。
獣を見て見よ、決して腹一杯になるまでは食べないではないか。
いつでも腹八分目を心掛ければ、臓器に負担を掛ける事もなく
健康を維持できるのだ。」
メタボ気味のお父さんの中には、
まるで医者に言われているみたいだと思ったかたも
いるのではないでしょうか?
欲と色と酒は敵と思え! 藩主時代の黄門様
水戸黄門は、水戸藩、(現在の茨城県)の藩主でしたが
藩主時代から、色と欲と酒は厳に慎むように言っていました。
欲望のままに生きると寿命を縮める、
それを知っていた彼だったからこそ、
当時としては長寿の73歳まで生きたのかも知れません。