激しい痛みを引き起こす「こむら返り」。原因と予防法を知ろう。
安眠を破る招かれざる客、その名はこむら返り!
皆さんは、こむら返りというとなーんだと
思うかも知れませんが、あれ、結構痛くないですか?
慣れてくると、ああ、またかと思ってしまいますけど
タマにやった時の痛みといったら、
確実に目が覚めるレベルです。
ところで、このこむら返り、どうして起こるのでしょう?
それが分かると予防も出来ますよね。
こむら返りの原因は2種類、肉体疲労と栄養不足
足がつるというのは、筋肉けいれんの一種で、
筋肉やその周辺の筋、腱が許容範囲以上に
伸びてしまう事で起きる現象です。
主な原因は、肉体疲労と栄養不足で、栄養不足には、
水分不足、電解質不足、寒暖の急激な変化、
神経系の伝達機能の低下があります。
複数の要因が関連している場合も多く、
予期せぬ場合に起きる事もあります。
こむら返り、偏った食事が原因でも起きる
私達は、食物からバランス良く栄養を吸収して、
体内のイオンバランスを保っています。
しかし、ダイエットや偏食で栄養が偏ると
イオンバランスが崩れます。
イオンは、脳の伝達物質なので、これが減少してしまうと
筋肉や腱の伸長のストッパーが外れてしまいます。
これにより、異常に筋肉や腱が縮むという現象が起こり、
こむら返りが引き起こされてしまうのです。
こむら返り発生、どう対処すればいい!
眠っている場合に、こむら返りが発生すると
痛さから逃れる為に、マッサージをしそうになりますが、
それは危険です。
返って状態が悪化して、肉離れの原因になる事もあるのです。
では、どうすればいいのかというと、
まず、体の力を抜きましょう。
緊張すると余計に痛みが継続します。
次には、静かに足を動かして、
ふくらはぎの痛みが和らぐ角度を探しましょう。
私の場合には、こむら返りの場合には、
ふくらはぎを床に抑え付けると痛みが引きましたが、
人それぞれポイントが違うようです。
痛みが和らぐ角度を探したら、じわじわとマッサージをします。
それにより、脳に刺激が伝わり、縮んでいた筋肉が少しずつ伸びます。
そうしたら、足首を回すなどして、
ふくらはぎの緊張を解していくようにしましょう。
こむら返りが起きたら、膝を立てて眠る
上記の対処法は、あくまでも、応急処置なので、
痛みが引いたからと言って、再び足を伸ばして眠るのは、
注意が必要です。
原因が解消されていない限りは、こむら返りは、
何度もしつこく起きてくる場合があるからです。
ですので、用心の為に、膝は立てて眠る事を心掛けましょう。
膝立てが辛ければ、ふくらはぎの下に毛布を挟んだり、
タオルケットを挟んだりして、
足を伸ばした状態にしないように心掛ける必要があります。