花粉症の原因植物は、スギだけではない?花粉症は一年中対策が必要です
夏や秋のくしゃみや鼻水は風邪?
いまや国民病ともいえる花粉症。
花粉症のシーズンは、毎年2~5月頃までですよね。
環境省のホームページに掲載されている花粉情報サイトの
「環境省花粉観測システム」は、5月31日で終了しています。
でも、花粉のシーズンを過ぎたのに、
くしゃみや鼻水が出るという症状の人はいませんか?
花粉のシーズンだったら花粉症の症状かと思うでしょうが、
花粉のシーズンは終わっているし、風邪かなぁと思い、
発熱もないのでそのまま様子を見ているという人は、
意外に多いのかもしれません。
花粉症は春だけではない!
夏や秋のくしゃみや鼻水は、もしかしたら風邪ではなく、
花粉症によるものかもしれません。
花粉が飛ぶのは、春だけではありません。
夏や秋も花粉が飛んでいるんです。
現在のところ、花粉症を引き起こす植物は
60種類以上確認されています。
2~5月に飛散するスギ花粉以外に、ヒノキやイネ科、
キク科などが花粉症を引き起こします。
ヒノキは3~5月、イネ科は3~8月、キク科は8~10月に
花粉が飛びますので、ほぼ1年中花粉が飛んでいる
ということになります。
どの花粉に対し、アレルギーを持っているかによって、
症状が出る時期は変わってきますが、
春だけでなく夏や秋にも花粉症のような症状が出る人は、
一度病院で検査してもらったほうが良いでしょう。
花粉が飛びやすい気象条件
花粉症に悩んでいる方は、花粉症対策が必要不可欠ですが
どんな天気のときに花粉が飛びやすいかを知っておくと、
有効な花粉症対策ができると思います。
花粉の飛ぶ量を左右するのは、湿度です。
そのため、晴れて湿度が低い日は、
花粉の飛ぶ量が増加します。
また、風の強い日も注意しましょう。
一般的に夜や雨の日は、花粉が飛ばないと言われていますが
夜に全く花粉が飛んでいないということではありませんし、
雨の降り始めは飛んでいる花粉が、
雨と共に地上に落ちてくるため、
症状が悪化することもあります。
また雨が降った翌日は、
飛散する花粉の量が多くなることに加え、
地面に落ちた大量の花粉が、
再び空気中に舞い上がりますので、
いつも以上にしっかり対策を取りましょう。
花粉症に強い身体になるには
花粉症の対策と言えば、マスクやゴーグルの着用、
薬の服用、空気清浄機の使用などが主なものですが、
最近は身体の免疫力を上げて、
花粉症対策をする方法に注目が集まっています。
花粉症対策で、
最近人気なのがヨーグルトを食べて、乳酸菌を取り、
腸内環境を整えることで免疫力を上げる方法です。
また、魚類や卵、きのこ類に多く含まれるビタミンDは、
免疫力を上げ、アレルギー症状を抑える効果が
あることがわかっていますので、
ビタミンDも積極的に取りたい栄養素です。
一年中気をつける必要がある花粉症ですが、
マスクや薬の服用など外的な対策だけでなく、
身体の免疫力を上げる内部対策も行っていきましょう。