沖縄の長寿の源であるゴーヤ。ゴーヤの驚くべき健康パワーとは?
夏野菜&長寿食のゴーヤ
夏になると、食べたくなるのが夏野菜ですよね。
夏野菜には、
きゅうりやトマト、オクラ、ナスなどがありますが、
栄養や健康面でおすすめなのは、ゴーヤです。
約20年前までは、ゴーヤというと沖縄独特の野菜でしたが
今は全国的にも広まって、
家庭の食卓にのぼる機会も増えています。
また、節電時のの暑さ対策「グリーンカーテン」としても、
ここ2~3年で注目を集めていますよね。
ゴーヤは、沖縄の長寿を支えてきた食材で、
栄養豊富なんです。
ゴーヤに秘められた驚くべき健康パワーをご紹介します。
夏バテ防止にゴーヤ
夏になると、食欲が落ちて、「疲れが取れない」、
「だるい」など夏バテになる人が続出します。
特に、ここ数年は節電対策のため、
エアコンの設定温度を高めにしているところが多いですので
夏バテしやすくなったという人も多いのではないでしょうか?
ゴーヤは、夏バテ防止や夏バテからの回復に
ぴったりの食材です。
ゴーヤには、疲労回復に効果のある
ビタミンCやビタミンB1、βカロテンが
豊富に含まれています。
ゴーヤのビタミンCは、
加熱しても壊れにくいという性質がありますので、
ゴーヤチャンプルーなどの炒め物にしても、
ビタミンCを摂取できますよ。
また、鉄分やカリウム、リンなどのミネラル分や
ビタミンK、葉酸も豊富ですので、
疲労回復だけでなく、むくみ防止など
健康増進に大いに役立ってくれる野菜なんです。
生活習慣病にもゴーヤ
ゴーヤのパワーは、夏バテ防止だけではありません。
生活習慣病の予防にも、効果を発揮します。
ゴーヤには、独特の苦味がありますよね。
この苦味成分が、生活習慣病予防に良いのです。
ゴーヤの苦味成分には、コレステロールを低下させたり
血糖値を下げる効果があることがわかっています。
特に、血糖値を下げる効果に関しては、
海外でも研究が進んでいて、
ゴーヤは血糖値を下げる働きがあるが、
下がり過ぎることなく正常値で安定させるため、
糖尿病予防に効果的だと報告されています。
また、ゴーヤに含まれるポリフェノールには、
動脈硬化を予防する効果もあります。
がん予防にも、ゴーヤ
ゴーヤには蛋白MAP30という物質が含まれていますが
この蛋白MAP30はがん細胞を攻撃する
ナチュラルキラー細胞を活性化させることで、
がん予防に効果があるという研究結果が発表されています。
最近、がん治療の分野で免疫療法が注目されていますが、
ゴーヤを食べると、この免疫療法に似た仕組みが
身体の中で行われるということです。
夏バテだけでなく、生活習慣病予防にも効果があり、
がん予防にも働くゴーヤですが、
この健康パワーを知れば、
ゴーヤを日常的に食べていた沖縄県が、
長寿県だったことにも納得できますよね。
夏が旬のゴーヤを食べて、
夏バテ知らずの身体を作るだけでなく、
健康に長生きできる身体も作っていきましょう。