血液型によって性格が違うのは本当・・?血液型について知りましょう。
血液型って何?
血液型占いや血液型別の相性、
性格分類なども一般的ですので、日本人で、
自分の血液型を知らない人は、少数派だと思います。
血液型といえば、ABO式が一般的ですが、
ABO式以外にも血液型の分類法があることを
ご存知ですか?
血液型の分類法は、ABO式、Rh式、ヒト白血球型抗原、
ダフィー式などがあり、
現在発見されている分類法は300種類以上もあるんです。
多数ある分類法の中でも、
最も一般的なものは、やはりABO式ですよね。
ABO式の血液型は、1900年にオーストリアの
ラントシュタイナー博士が発見したものです。
では、ABO式は、どうやって検査しているのでしょう?
ABO式の血液型分類は、
赤血球の表面にあるA/B抗原を利用したものです。
赤血球表面にA抗原があるとA型、
B抗原があるとB型、どちらの抗原もある場合がAB型、
どちらの抗原もない場合がO型となります。
また、血漿中には各抗原に対抗する抗体があり、
A型には抗B抗体が、B型には抗A抗体が、
AB型には抗A抗体も抗B抗体のどちらもなく、
O型には抗A抗体、抗B抗体のどちらも存在します。
血液型によって性格は違う?
A型は几帳面、B型は自由奔放、O型は穏やかで大雑把、
AB型はユニークなど血液型によって、
性格が分かれると言われていますよね。
でも、これは日本をはじめとした東アジアの一部のみで
信じられていることなんです。
医学的や科学的な根拠は全くなく、
現在のところ血液型と性格の関連性は発見されていません。
世界では否定的な意見や血液型で性格が分かれる
という概念そのものが知られていないことが多いんです。
赤ちゃんの血液型
人間の血液型は、
骨髄移植をした場合など特殊なケースを除くと、
一生変わることはありません。
でも、赤ちゃんは注意が必要です。
上記で、ABO式の血液型は赤血球の表面にあるA/B抗原と
血漿中にある抗体によって分類されると述べましたが、
血漿中の抗体はIgMという
免疫グロブリンでできていますが、
このIgMは生まれてから体内で作られるものですので、
新生児から6ヶ月未満の赤ちゃんは、
A/B抗原の抗体を持っておらず、
血液型の判別が大人よりも不確かなものに
なってしまうのです。
また、A/B抗原自体も生後直後は反応が弱いですので、
検査結果がはっきりせず、
A型やB型をO型と判別してしまうこともあります。
血液型の判別が間違っていると、
病院で治療を受ける時や
将来自分の子供が生まれた時などに、
トラブルを引き起こす原因になりかねません。
このような事情があるため、赤ちゃんの血液型は、
輸血が必要なケースなどの緊急時を除いて、
1歳を過ぎてから調べるほうが良いでしょう。