イメージ画像

疲労回復に効果のあるニンニク注射って何?必要な静脈注射なの?




ニンニク注射って何?

140220-1

ニンニク注射って聞いたことがありますか?

芸能人や有名人が、
テレビなどで「ニンニク注射を愛用している」
と話題にすることもありますので、
名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。

では、ニンニク注射とは
具体的にどんなものなのでしょうか?

実は、ニンニク注射はニンニクのエキスや
摩り下ろしたものを注射するわけではありません。

ニンニク注射は、ビタミンB1を主成分としていて、
そのほかにビタミンB群(ビタミンB2、B6、B12)や
ビタミンC、アミノ酸などが含まれています。

クリニックによっては、
このニンニク注射にプラセンタなどを
配合していることもあります。

ニンニクの成分が含まれていないのに、
「ニンニク注射」と呼ばれている理由は、
主成分であるビタミンB1にあります。

ビタミンB1には、
硫化アリルという成分が含まれていますが、
この硫化アリルは
ニンニクの臭いの元になっているため、
ニンニク注射と呼ばれるようになりました。

ニンニク注射の効能

130523-14

ニンニク注射には、疲労回復効果があります。

これは、主成分である
ビタミンB1の働きによるものです。

ビタミンB1は、糖質の代謝を促して
エネルギーに変える作用があります。

筋肉を動かすと、乳酸が溜まりますよね。

この乳酸が疲労の原因になります。

乳酸は糖質の一種ですので、
ビタミンB1が乳酸を分解して
エネルギーに変えることで
疲労回復効果が得られるのです。

また、ニンニク注射にはビタミンB1以外の
ビタミン類やアミノ酸も含まれていますので、
それらの働きによって新陳代謝アップや血行促進
夏バテや冷え性改善、美容効果なども期待できます。

医師の中には薦めない人も

cont12-3
2011年にQ&Aサイトの
「アスクドクターズ」が医師100人に対して、
「先生のご家族や親しい友人が
注射を望んだ場合、賛成しますか?」
というアンケートを行ったところ、
賛成は20%だったのに対し、
反対は59%にものぼりました。

反対の理由としては、
副作用があるからというわけではなく、
「不必要な処置だから」や「食べて寝ればよい」
というものが多かったようです。

確かに、疲労回復のためなら
ビタミンB1は食べ物から摂取して、
休息のために睡眠を取れば良い
というのもうなずけますね。

この基本的な方法であれば、
わざわざ痛い思いをしてまで
静脈注射をする必要もありません。

ビタミンB1を多く含む食材は?

130614-15

ビタミンB1は、豚肉やレバー、玄米、かつお、
ウナギ、卵、大豆、ニンニクなどに
多く含まれています。

疲れが溜まっているなと感じたときは、
これらの食材を積極的に食べて、
さらに休息を取るようにしましょう。

ただ、胃腸が疲れていると、
ビタミンB1の吸収力が低下しますので、
極度に疲労が蓄積していて、
すぐに回復しなければいけないという状況の時は、
ニンニク注射を利用すると良いでしょう。





タグ



2014年2月20日 | カテゴリー:健康全般

あわせて読みたい関連記事