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日常的に食べるものの中に、実は「毒」が含まれているものがある?




毒のある食べ物=ジャガイモ

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日常的においしく食べているものの中に、
実は人体に害のある毒
含まれている食べ物がありますので、
それらの代表的なものをご紹介します。

まずは、ジャガイモです。

ジャガイモはとても身近な食材ですよね。

安くて長期保存ができるので、
ご家庭に常備しているという方も
多いのではないでしょうか?

ジャガイモの芽には毒があるのは、
皆さんご存知だと思います。

ジャガイモの芽に含まれている毒素は
「ソラニン」です。

ジャガイモを長期間直射日光に当てておくと、
皮が緑色に変色することがありますが、
この緑色の皮の部分にもソラニンが
多く含まれているので注意が必要です。

このソラニンは、
加熱調理しても毒素が分解されませんので、
調理前にしっかりと芽と皮を取り除いてください。

ソラニンを大量に摂取すると、
嘔吐や下痢、腹痛、めまいなどの症状が出ますが、
これらの症状が出るほど
多くのソラニンが含まれていると、
「エグミ」を感じて食べられないので、
基本的にはそこまで神経質にならなくても良いですが
それでも毒があることには変わりありませんので、
気をつけたいですね。

毒のある食べ物=ギンナン

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秋の味覚であり、
お酒のおつまみや茶碗蒸しに欠かせない
ギンナンにも毒が含まれています。

ギンナンには、ビタミンB6とよく似た構造を持つ
「4′-メトキシピリドキシン」という物質が含まれていて
ビタミンB6の働きを阻害して、
摂取後数時間でビタミンB6欠乏症になります。

ビタミンB6欠乏症になると、嘔吐や下痢、
呼吸困難、痙攣などの症状を引き起こします。

東京都福祉保健局によると、
1歳男児が7時間で約50個のギンナンを食べて
3時間後に全身性けいれんを起こしたケース、
2歳女児が50~60個食べて7時間後に嘔吐や下痢、
9時間後に全身性けいれんを起こしたケース、
41歳女性が60個食べて4時間後から嘔吐や下痢、
両腕のふるえを起こしたケースなどがあるそうです。

ギンナンは昔から
「歳の数以上は食べないほうが良い」
という言い伝えがありますので、
いくら美味しくても「ほどほどにつまむ程度」
にしておいた方が良さそうですね。

そのほかの毒のある食べもの

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ジャガイモやギンナンの他にも
毒のある食べ物はたくさんあります。

青梅にはアミグダリンという
青酸配糖体が含まれていますし、
うなぎの血にはイクシオトキシンという毒が
含まれています。

しっかり熟した梅は毒が自然に消えていますし、
うなぎの血は加熱すれば毒素が分解されます。

また、日常的に口にする食べ物に含まれる
毒の中で忘れてはいけないものが「カフェイン」です。

コーヒーやお茶、栄養ドリンクなどに含まれていますが
このカフェインは、摂取しすぎると中毒を起こして、
最悪の場合は死に至ることもあります。

どんなに身近な食材でも、食べすぎは禁物で
「適量」を守って食べるようにしましょう。





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2014年2月27日 | カテゴリー:食生活

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