不妊の半数は男性が原因。今すぐできる男性不妊の改善方法はこれ!
不妊の原因の半分は男性にあり
ここ最近は、「妊活」という言葉があるように、
子どもが欲しいけどなかなか授からずに、
不妊治療をしている夫婦が多いですよね。
不妊というと、女性に原因があるもの、
女性が治療を受けるものというイメージがあるかもしれませんが、
WHOの調査によると、不妊の原因は男性のみが24%、
女性のみが41%、男女ともが24%、
原因不明が11%となっています。
つまり、男性に原因があるのは48%、
女性に原因があるのは65%ということですから、
不妊の原因の約半分は男性にあるということです。
男性の不妊の原因は、無精子症や乏精子症、
精子死滅症、精子通路障害などがあります。
男性の不妊=禁酒・禁煙する
男性が原因の不妊を改善するためには、
禁酒・禁煙をしましょう。
アルコールを飲むと、肝臓でアルコールを分解する過程で、
毒性のあるアセトアルデヒドという物質が作られます。
このアセトアルデヒドが精巣内に増えると、
精巣の機能が低下してしまうのです。
そして、禁煙も大切です。
アメリカのセントジョセフ大学の研究によると、
喫煙者は非喫煙者に比べて、精子の数が1~2割も少なく、
精子の運動能力は平均で3.48%悪く、
形態も1.37%も悪かったという研究結果が出ています。
しかも、この結果はヘビースモーカーほど
悪い傾向が見られたとのことです。
喫煙をしていると、精子の質や量が下がるだけではなく、
パートナーが妊娠後に副流煙で
胎児に悪影響を及ぼすことになりますので、
妊娠を望んでいる場合は、
女性だけでなく男性も禁煙する必要があるのです。
男性の不妊=食生活を改善する
男性の原因の不妊を改善するには、
食生活を見直すことも大切です。
質が良い精子を作るためには、健康な体が必要です。
健康な体作りには、
1日3食栄養のバランスを考えた食事を取ることが大切です。
ジャンクフードやインスタント食品は控えめにしましょう。
また、亜鉛を含む食材をたくさん食べましょう。
亜鉛は精子の活発に活動させる効果や
生殖器の機能向上効果がある栄養素なんです。
亜鉛は牡蠣や煮干し、牛肉などに多く含まれていますので、
これらの食材を積極的に取りましょう。
また、鉄やビタミンEは男性ホルモンの分泌を促進しますので、
精子の形成を助ける効果があります。
男性の不妊=早目に病院へ
男性が原因の不妊を改善するには、
早目に病院を受診して、不妊治療を開始しましょう。
男性が不妊治療をするのは
恥ずかしいという気持ちがあるかもしれませんが、
最初にお話ししたように、不妊の約半数は男性が原因なのです。
パートナーと話し合い、きちんと検査をして、
適切な治療を受けるようにしましょう。