梅雨にひどくなる片頭痛。辛い片頭痛対策で取りたい栄養素2つ!
梅雨は片頭痛がひどくなる
片頭痛持ちの人は多いですよね。
片頭痛に悩んでいる人が、恐れる季節といえば梅雨時です。
梅雨の時期は、片頭痛の痛みがひどくなったり、
回数が増えたりするんですよね。
なぜ、梅雨の時期は片頭痛がひどくなるのでしょうか?
梅雨の時期は気圧が低くなりますので、酸素濃度が低くなり、
気づかないうちに酸素不足になることが
原因の1つとされています。
酸素不足になると、脳はストレスを感じて、
ストレス緩和に役立つ神経伝達物質である
ノルアドレナリンを大量に分泌します。
ノルアドレナリンが放出されると、交感神経が優位になり、
脳の血管は収縮して血流が悪くなります。
その後、反動でノルアドレナリンの分泌が少なくなります。
そうすると、脳の血管が一気に拡張して、
血流が良くなり、拡張した血管が脳の神経を圧迫して、
偏頭痛を起こすのです。
だから、梅雨時は片頭痛がひどくなる傾向があるんですね。
片頭痛で摂りたい栄養素=カリウム
片頭痛は、現代の医学では根本的な解決方法がありませんので、
上手に付き合っていくことが大切になります。
片頭痛の症状を緩和させて、上手に付き合っていくために
積極的に摂りたい栄養素をご紹介します。
片頭痛のために摂りたい栄養素の1つ目は、カリウムです。
カリウムにはナトリウムと余分な水分を排泄する効果があり、
血圧を低下させて安定させる効果があります。
血圧が高いままだと、脳の血管が拡張した時に、
余計に血管壁を押し広げて、
周囲の神経を圧迫させやすくなりますので、
カリウムを摂取して、血圧を適性値に保つことで、
偏頭痛の症状を和らげることができるのです。
カリウムは野菜や果物にたっぷり含まれていますので、
野菜を多めに取り、
デザートには旬のフルーツを食べると良いでしょう。
片頭痛で摂りたい栄養素=マグネシウム
片頭痛のために摂りたい栄養素の2つ目は、マグネシウムです。
マグネシウムは神経を安定させる効果がありますので、
脳神経の圧迫による片頭痛の症状を和らげてくれる効果があるんです。
日本頭痛学会によると、
1日に300~600㎎摂取すると良いとされていて、
マグネシウムは片頭痛に良いという有効性を認めた論文が
3つも出されていますので、偏頭痛に悩んでいる人は、
マグネシウムを積極的に摂ると良いでしょう。
マグネシウムは大豆やひじき、
アーモンド、ゴマ、シラスなどに多く含まれています。
これらの食材から、
意識的にマグネシウムを摂取するようにしたいですね。
ただ、どうしても不足してしまうという人は、
サプリメントを使用しても良いでしょう。
サプリメントなら、
簡単に必要量のマグネシウムを摂取することができます。
ただ、マグネシウムは下剤としても使用されていますので、
取りすぎると下痢になることもありますので
注意してくださいね。
梅雨の時期の片頭痛はカリウムとマグネシウムを摂取して、
上手にコントロールしていきましょう。