2~3日後に筋肉痛になるのは老化のせい?筋肉痛の治し方と予防法を知りましょう。
筋肉痛が遅く現れるのは老化?
久しぶりにハードな運動をした後に訪れる筋肉痛。
場合によっては、
階段の上り下りですら困難になることもありますよね。
この筋肉痛ですが、
子供の頃は運動の翌日に筋肉痛になったのに、
30代以降は運動の翌日に筋肉痛にならずホッとしていたら
2~3日後に筋肉痛になってしまった
という経験はありませんか?
昔から、筋肉痛が遅く現れるのは、
歳を取ったせいと言われていますが、
なぜ歳を取ると筋肉痛が遅く現れるのでしょう?
これは、血管が老化し、
新陳代謝が悪くなったためと考えられています。
筋肉痛のメカニズムは、
筋肉の損傷を修復するときに発生する物質が
筋膜を刺激して痛みが発生するのですが、
老化によって毛細血管が細くなり、
血液の循環が悪くなると、新陳代謝が悪くなって、
筋肉の修復が遅れてしまい、
2~3日後に痛みが現れるのです。
筋肉痛が2~3日後に現れるのは、残念ながら、
老化現象の第一歩と言えるかもしれませんね。
筋肉痛から早く回復するには
辛い筋肉痛は、少しでも早く治したいですよね。
筋肉痛を早く治すためには、
運動した当日の行動が重要になります。
まず、運動直後には、
しっかりストレッチを行いましょう。
激しい運動をすると、筋肉は凝り固まっていて、
その周辺の血流が悪くなっています。
筋肉をほぐすことで、血流を良くし、
筋肉痛の痛みを軽減することができます。
その後、筋肉が熱を持っていたら、
その部分を冷やしましょう。
熱が取れて、通常の体温と同程度になったら、
クーリングは中止してください。
必要以上に冷やしてしまうと、血行が悪くなり、
痛みが強くなる原因になってしまいます。
その後、お風呂でマッサージをする等
血行を良くすると、
疲労物質である乳酸が排泄されて、
筋肉痛が起こりにくくなります。
また、ビタミンB群を積極的に摂取しましょう。
ビタミンB1、B2、B6は乳酸を分解する働きがありますし
ビタミンB12は損傷した筋肉の神経線維の再生を
促してくれます。
また、筋肉の炎症を抑える働きがありますので、
サーモンやアボカドに多く含まれる
オメガ3脂肪酸も摂取すると良いでしょう。
筋肉痛にならないためには
筋肉痛を予防するには、
日頃から適度な運動をしておくことが最も効果的ですが、
運動前にウォーミングアップをして、
筋肉を徐々に動かすようにすることも重要です。
また、最近の研究で、
運動の前にスイカジュースを飲むと、
筋肉痛を軽減できるそうですよ。
スペインのカルタヘナ工科大学の
Encarna Aguayo氏によると
スイカにはL-シトルリンと呼ばれる
アミノ酸の一種が含まれていて、
それが血液循環を良くするため、
筋肉の疲労回復効果を高め、筋肉痛を軽減できる
とのことです。
筋肉痛を予防するために、
運動前にスイカジュースを飲んでみてはいかがでしょう?