来シーズンは花粉が少ない?来春の花粉飛散予想と花粉症対策をご紹介します。
来年は花粉飛散が少ない?
花粉症の人に朗報が2つあります。
まず1つ目は、
来年春の花粉の飛散量が少ないという予測が発表されました。
12月20日に環境省が発表した
来春のスギとヒノキの花粉総飛散量の予測によると、
北海道と四国・九州の一部を除いて、
総飛散量は全国的に例年より少ないようです。
2013年春は、花粉の飛散量が多く、
例年より重い症状に悩まされた方も多いと思いますが、
来春はその大量飛散の反動で、
スギとヒノキの雄花の着花量が大幅に減少し、
花粉の飛散量が少なくなる見込みです。
東北南部から関東北部、北陸、東海では
例年の50%以下にまで飛散量が少なくなる見込みです。
ただ、四国の高松市や九州の鹿児島市は、
例年とほぼ同じ程度、
北海道の旭川市や函館市は
例年以上の飛散予想が出ていますので、注意してくださいね。
花粉が飛び始める時期は、
1月~2月の気温が低くなると予想されていますので、
全国的に例年並みまたはやや遅くなる見込みです。
2つ目が、神奈川県で花粉が飛散しない
「無花粉ヒノキ」が発見されたことです。
この無花粉ヒノキは、雌花と雄花共に異常があり、
種子を形成しないのですが、
挿し木や接ぎ木で増殖させることが可能です。
神奈川県は6~7年後からの植栽を目指していて、
この無花粉ヒノキの植栽が進めば、
将来的には花粉症がなくなるかもしれません。
花粉症にバナナが効果的
食べ物で花粉症対策ができることをご存知ですか?
筑波大学の谷中教授らの研究グループによると、
バナナを食べるとスギ花粉によるアレルギー症状の抑制に
つながることがわかりました。
花粉症そのものの改善はできませんが、
花粉症によるくしゃみの改善に効果があるとのことです。
研究では、20歳以上の花粉症の患者に
1日2本のバナナを8週間食べてもらったところ、
バナナを食べないグループと比べて、
くしゃみが緩和されたという結果が出ました。
また、35歳以下の患者では、
アレルギー症状の悪化を抑制するだけでなく、
アレルギー症状に伴う思考力の低下や憂鬱感を防ぐ効果も
得られたそうです。
谷中教授によると、バナナに含まれる
ビタミンB6が脳内のセロトニン合成を促進させ、
自覚症状の感受性を弱めたのではないか?と述べています。
ヨーグルトで花粉症対策
また、バナナだけでなくヨーグルトを食べることでも
花粉症を軽減することができます。
近年、乳酸菌が注目を集めていますよね。
乳酸菌には、免疫力を高める効果がありますので、
ヨーグルトを食べることで免疫力が高まり、
花粉症の症状を抑えてくれるのです。
花粉症に特に効果の高い乳酸菌は、
フェカリス菌やKW乳酸菌、LG21乳酸菌ですので、
これらの乳酸菌が入ったヨーグルトを選ぶと
より高い効果が得られるでしょう。
バナナもヨーグルトも身近な食材で、
簡単に食べられますので、
マスクやメガネの着用や空気清浄機の使用だけでなく、
花粉症に効果のある食べ物で
花粉症対策を行ってみてはいかがですか?