息苦しい、胃が重い、集中力が続かない・・・深刻な体調不良の原因は「猫背」かも
ネーミングほど呑気に捉えられない「猫背」
背筋をぴんと伸ばした姿は、
颯爽としていて男性でも女性でも
格好のいいものですね。
気にはしていても、ついつい楽をしてしまうと、
背筋はまん丸、肩も首も前に突き出たひどい姿に。
腹筋も背筋も使わない猫背スタイルは、
その時は楽に感じても、
身体の様々な部位を圧迫していたり、
異常な負荷をかけていたりして、
結果的に健康を害する大きな原因となります。
新陳代謝も低下するため、
太りやすくなるとも言われていますよ。
猫背になりやすい現代の生活様式
あなたは1日に何時間
パソコンでの作業をしていますか?
また、1日に何時間スマートホンに
触れているでしょうか。
いまや事務職でなくても
パソコンで仕事をするのは当たり前。
スマホは特に若い世代での
コミュニケーションツールとして
欠かせないものとなっています。
デスクでパソコンのキーボードを打っていれば、
両腕と首が前に出た姿勢になってしまいますし、
スマホを弄っている間は常に俯いた状態です。
私たちの頭はボウリングの球のように重く、
少し前傾姿勢になっているだけで、
首にかかる負荷は何倍にも増加します。
かなり意識的に姿勢を正していないと、
猫背になってしまう条件が揃っているのです。
猫背の悪影響は全身に!
そしてこのように過剰な負荷のかかった首や肩は
徐々に悲鳴をあげ始めます。
頑固な肩こり・痛み、さらに頚椎症や
頸椎の椎間板ヘルニアなどの原因にもなるのです。
また、胸椎・腰椎にも負担がかかり、
腰痛を引き起こしたり、脊椎に側彎を生じます。
前かがみになりがちな猫背は、
内臓の機能も低下させています。
近頃なんだか胸やけがする、
胃がもたれるという人は、
気づかぬうちに猫背になっていないか
チェックしてみてください。
常にくの字になったお腹の中身は、
思いのほか圧迫されています。
脊椎の側彎により
圧迫されることも少なくありません。
同じように、呼吸器や横隔膜が圧迫され、
呼吸機能が低下することも。
呼吸は、全身に酸素を届ける大切な機能ですので
それが低下すれば全身の様々な疾病にも
つながりかねません。
自律神経への影響も問題視されています。
見た目も重要。今すぐ猫背を矯正しよう!!
そして、やはり何にも増して
他人に与える印象がよくありません。
あなたも誰かのことを「あの猫背の人」
「姿勢悪い人」と認識してはいませんか?
それぐらい、強く悪印象を与えるポイントです。
弱々しいイメージ、
なんだかだらしなさそうなイメージもありますね。
姿勢ひとつで、印象は大きく変わります。
特別な方法をとるよりも、
とにかく「気をつけていること」。
電車を待っている時、デスクに向かっている時、
食事をしている時・・・
普段の生活のあらゆる場面で美しい姿でいられるよう
意識改革が必要です。