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子供が足の痛みを訴えたら、それは成長痛かもしれません!成長痛の原因を知っておきましょう




成長痛って何?

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お子さんが、怪我をしていないのに
足の痛みを訴えたことはありませんか?

また、自分が子供の頃に
足が痛くなった経験はありませんか?

それは、成長痛が原因かもしれません。

成長痛とは、
主に12歳未満の子供が怪我などの原因がないのに、
夜間に両足に歩けなくなるほどの痛みが出るのに、
翌朝には痛みがなくなり、
普通に歩ける状態に戻っている疾患のことです。

成長痛の痛みの特徴は、
片方の足ではなく両足に出ることが多いこと、
夕方から夜間にかけて痛みが出るものの、
翌朝には軽快していること、
痛みは30分~1時間程度続くことなどがあります。

痛みの部位は、足のつけ根や太もも、膝、かかと、
足の甲と足全体のいろいろな部分に出ますが、
膝の痛みを訴えるお子さんが多いようです。

でも、この成長痛は、医学的な定義はないんです。

以前は成長痛の原因は、
成長期で体が急速に成長することで、
骨がグングン伸びて靭帯や筋肉が引っ張られることで
痛みが出ると言われていましたが、
この原因は現在は否定されています

成長期は誰にでもあるものですし、
靭帯や筋肉が引っ張られることで痛みが出るのであれば、
すべての子供が成長痛を経験するはずですが、
成長痛を訴える子供は25%程度しかいません。

成長痛の原因は?

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では、成長痛は何が原因なのでしょう?

成長痛の原因は、
疲労と精神的なストレスと考えられています。

骨や筋肉が未完成な状態で、子供は活発に動きますので、
疲れが溜まりやすくなっているんです。

その疲れによる違和感を子供はうまく表現できないため、
痛みとして訴えることもあると考えられています。

また、足に疲れを感じたことに加えて、
精神的なストレスによって
その疲れを痛みに変化することもあります。

成長痛を訴える子供は神経質な子が多いと言われていて、
「親にかまってもらえない」、
「幼稚園や学校で嫌な事があった」などが
成長痛の誘因とされています。

また、親が神経質な場合も成長痛が起こりやすいようです。

成長痛の対策は?

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お子さんが成長痛を訴えてきたら、
どうすれば良いのでしょう?

基本的には成長痛は特に体の異常があるわけではないので、
病院を受診する必要はありません。

痛みの部位を優しくなでてあげたり、マッサージして、
お子さんが安心できるような言葉をかけてあげましょう。

また、何か精神的なストレスを抱えていないか、
お子さんのメンタル面や環境に注意してあげてください。

ストレスがあるようなら、それを取り除き、
スキンシップを増やしてみてはいかがでしょう?

このような対策をしても、全く改善が見られない場合は、
何かしらの病気が潜んでいる可能性もありますので、
小児科を受診して相談してみることをおすすめします。





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2014年9月6日 | カテゴリー:子供の病気・健康

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