電子レンジが肌のたるみ・くすみの原因に!それは「AGEs」が引き起こす糖化作用
電子レンジが肌のくすみ・たるみの原因に?
電子レンジって本当に便利ですよね。
特に一人暮らしの忙しい方の場合には、
面倒な調理の手間が省けるレンジは手放せないのでは?
スーパーには、電子レンジでチンするだけで
食べられる冷凍食品が沢山、それに格安で並んでいます。
疲れてしまって、調理が面倒臭い時、
このレンジで数分の冷凍食品の手軽さは、本当に助かります。
それに、一度冷めてしまった料理でも、
ほんの数分で暖め直せます、その手軽さも電子レンジの魅力です。
しかし、この電子レンジ、
実は肌のくすみやたるみの原因になっている場合があるらしいのです。
人間の肌をくすませ、たるませるのは「AGEs」
肌をくすませたり、たるませたりするのは
「糖化」という作用によります。
糖化とは、体内のたんぱく質と糖質が結びついて造られる
「AGEs(糖化最終生成物)」によって起こされます。
みずみずしい肌とは、肌に含まれるコラーゲンに弾力があり、
プルプルしている状態の事を意味しています。
しかし、糖分がこのコラーゲンにくっつくと、
AGEsに変化して弾力が失われてしまいます。
これが糖化です。
弾力を失った肌コラーゲンは、
重力に対抗できなくなって下に引っ張られてしまいます。
これが、皮膚の表面から見ると、
皮膚のたるみという状態として認識されるのです。
そればかりでなく、肌のカサカサや黄ばみ、シミ、シワまでが
糖化によって引き起こされるのです。
つまり、この糖化を起こさないようにすれば、
肌のたるみやくすみは、抑えられるという事になりますよね?
では、どういう生活習慣の場合に糖化は起こりやすいのでしょうか?
以下で解説致します。
高血糖が続く食生活の継続
簡単に言うと、
甘い物の食べ過ぎや清涼飲料水の飲み過ぎの生活環境の事です。
この生活を繰り返していると糖分が余ります。
結果、排出できなくなった糖分で糖化が生じ
AGEsが造られやすくなるのです。
電子レンジを多用している食生活
AGEsは、単純に甘い物の摂り過ぎや
飲み過ぎで発生するばかりではありません。
AGEsが多くなる要因は「温度」と「油」で、高温になると
タンパク質と糖分が結合しやすくなり、AGEsになります。
つまり、AGEsは高温で食材を調理する時間が
長く続く程に増加していく傾向があるという事です。
ですから、同じ食材であっても調理の仕方一つで、
AGEsの発生量は大きく変化してしまうのです。
それは、「揚げる→焼く→煮る」という順番で、
揚げるのが高温で時間も長いのですが、この上位に電子レンジも入ります。
電子レンジは、調理中には非常に高温になってしまう為に
AGEsが発生しやすくなります。
それに、温め直すという行為を繰り返すと、
さらにAGEsが増加してしまうという悪循環が発生するのです。
AGEsが多く含まれている食品
食材によっても、AGEsが多く含まれているものがあります。
順番で行くと「肉類→魚類→野菜や果物」。
ベーコンやフランクフルトソーセージ、
牛肉、マヨネーズ、鮭には特に多いそうです。
食べる前に注意しましょう。
糖化を防ぐには、面倒だからと言わない事も必要
加工食品である、ベーコンやフランクフルトソーセージは、
忙しい朝の食卓には多くのぼる食材です。
しかし、食べ過ぎてしまうと、
糖化を発生させてしまい肌にはマイナスになってしまうのです。
調理方法をAGEsが発生しにくい煮物に変更し、
AGEsが少ない野菜や果物を中心にした食品に換える。
肌のトラブルを防ぐ為には、欧米化した揚げ物や肉類中心の食生活から、
日本古来の野菜中心の煮物中心の生活への転換が必要です。
いずれにせよ、便利で簡単な食生活を求める方向からは
変換が必要なのかも知れませんね。