イメージ画像

加湿器を使っている人は要注意!加湿器病について知りましょう。




加湿器でインフルエンザ予防

冬は空気が乾燥しますが、空気が乾燥すると
鼻や喉の粘膜が乾燥してバリア機能が低下しますので、
ウイルスや細菌が侵入しやすくなり、
風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

また、インフルエンザウイルスは、乾燥した環境を好みます。

乾燥した環境だと、
インフルエンザウイルスは空気中で長く生きられるため、
冬にインフルエンザが流行するのです。

鼻や喉のバリア機能が低下すること、
インフルエンザウイルスが乾燥した環境を好むという2つの理由で、
空気が乾燥する季節は
インフルエンザに注意しなければいけないのですが、
空気の乾燥を防ぐためには、どうしたら良いのでしょう?

最近、よく使われているのが加湿器です。

使っている人も多いのではないでしょうか?

エアコンの暖房を使いますので、
冬の室内は屋外よりも湿度が低くなりやすいのです。

加湿器を使うことで室内の湿度を調整することができます。

実際に、湿度を上げるとウイルスの生存率が下がりますので、
加湿器を使うことはインフルエンザ予防に効果があります。

加湿器で肺炎に?

140107-1

でも、このインフルエンザを予防できる加湿器を使うことで、
病気にかかることがあるんです。

加湿器を使うことでかかる病気を「加湿器病」と呼んでいます。

加湿器はその性質上、どうしても水分が溜まりやすいですよね。

つまり、加湿器周辺は常に高湿度の状態になります。

そうすると、カビや微生物が発生しやすくなるんです。

そして、加湿器に発生したカビや微生物は、
加湿器から発せられた蒸気と一緒に室内に広がります。

それを吸い込むと、アレルギー症状が起こるんです。

これが加湿器病です。

加湿器病の正式名称は、過敏性肺炎です。

過敏性肺炎になると、咳や発熱、
呼吸困難など風邪に似たような症状が起こります。

加湿器はこまめに掃除を

150128-2

加湿器病である過敏性肺炎はアレルギー症状ですので、
風邪薬を飲んでも治るわけではありません。

アレルギーの原因である加湿器のカビや微生物を除去しなければ
過敏性肺炎は治りません。

ですから、加湿器を使っている人は加湿器をこまめに掃除して、
カビや微生物の発生を防ぎましょう。

特に超音波式の加湿器を使っている人は要注意です。

超音波式の加湿器は、
タンク内の水をそのまま細かい粒子にして室内に飛ばすため、
カビや微生物が広がりやすいのです。

超音波式の加湿器を使っている人はこまめな清掃を心がけ、
既に加湿器病の疑いがある人は超音波式ではなく
気化式やスチーム式に変えたほうが良いでしょう。

加湿器病をほうっておくと慢性化して、
肺が繊維化して、呼吸機能が低下し、
常に呼吸困難が出てくることもあります。

インフルエンザ予防をしていても、
加湿器病になってしまったら意味がありませんので、
加湿器を使う時はこまめに掃除して、加湿器病を予防しましょう。





タグ

あわせて読みたい関連記事