舌下免疫療法、ご存知ですか?花粉症の最新予防法と治療法を知りましょう。
2015年の花粉はいつからいつまで?
今年も花粉症の季節がやってきました。
そろそろ西日本では、花粉症の症状に悩まされている方も
出始めたのではないでしょうか?
1月下旬に日本気象協会が発表した
「2015年春の花粉飛散予測」によると、
2015年のスギ花粉が飛び始めるのは、
例年並みか例年よりやや早めになるとのことです。
2月上旬から中旬にかけて
九州や四国などの西日本で花粉が飛び始め、
西日本では2月下旬から3月上旬に花粉の飛散量のピークを迎え、
関東地方は3月中旬、
北陸や東北地方は3月下旬がピークとなる見込みです。
花粉症予防の最前線
花粉症の予防法や治療法は、年々進化していて、
毎年のように新しいものが開発されています。
少しでも花粉症の症状を和らげるために、
花粉症予防の最前線をご紹介します。
花粉症の予防のために、どんなことをしていますか?
マスクやゴーグルの着用や外出から帰った時に、
服に付いた花粉を払うなどでしょうか?
これ以外にも、花粉症を予防する方法はあります。
ここ数年で一気に有名になったのが、
ヨーグルトなどで乳酸菌を摂取することですね。
乳酸菌は善玉菌ですので、腸内環境を整えてくれます。
腸内環境が整えば、免疫力がアップし、
花粉症の症状を抑えてくれるんです。
また、ビタミンDを摂取することでも
花粉症を予防することができます。
ビタミンDは骨を強くする働きが有名ですが、
花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を
緩和させる働きもあるんです。
日本機能性医学研究所で、
花粉症患者にビタミンDを2000~4000IU摂取させたら、
30分~1時間で鼻のとおりが改善した
という調査結果が出ています。
今年はいつもの予防法に加えて、
ヨーグルトとビタミンDで花粉症を予防しましょう。
花粉症治療の最新事情は?
花粉症の治療で一般的なものは、
抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を飲むことですよね。
でも、これらはあくまで対症療法ですので、
根本的な治療にはなりません。
そんな中、注目されているのが舌下免疫療法です。
2014年10月に保険適用の新薬が発売されました。
スギ花粉エキスを浸したパンを舌下に入れるという治療法です。
痛みもなく、自宅で安全にできる治療法ですので、
今後この治療法はどんどん広まっていくと考えられています。
ただ、この舌下免疫療法は
毎日2年間続けていかなければいけませんので、
治療に長期間かかるというデメリットはあります。
でも、2年間痛みがない治療を続ければ、
花粉症が完治できるのであれば、やってみようと思いますよね。
毎年つらい花粉症に悩まされている人、
抗ヒスタミン薬を飲んでもあまり効果がない人は、
一度舌下免疫療法について専門医に相談してみてはいかがですか?