ほうれん草は栄養豊富な万能野菜!ほうれん草の効能について知りましょう。
ほうれん草は栄養たっぷり
身近な野菜のほうれん草は、健康に良い野菜の代表です。
なぜなら、ほうれん草には健康を保つための栄養が
たっぷり含まれているからです。
ほうれん草にはビタミンやミネラル類が
バランスよく含まれていますが、
ほうれん草に含まれる栄養素の中でも特筆すべきなのは、
βカロテンと食物繊維、鉄分の3つです。
βカロテンは体内でビタミンAに変わる栄養素ですが、
抗酸化作用が高いですので、
生活習慣病予防やアンチエイジングに役立ちます。
また、免疫力アップや
皮膚・粘膜の保護や正常化の働きがあるんです。
また、食物繊維は100グラムあたり3.6グラム含まれていて、
その含有量は野菜の中でもトップクラスです。
食物繊維は腸内環境を整え、便秘を改善するだけでなく、
糖質の吸収を抑えてくれる働きがあります。
そして、鉄分は貧血予防に役立ちます。
ほうれん草で認知機能アップ!
ほうれん草は栄養たっぷりで健康に良い野菜ですが、
ほうれん草を食べることで
認知機能もアップすることがわかりました。
ほうれん草が脳に作用して認知機能をアップさせるなんて、
ちょっと意外ですよね。
アメリカのラッシュ大学の研究チームは
平均年齢81歳の高齢者954人を対象に、
食生活と精神機能を5年間にわたり追跡調査を行いました。
その結果、ほうれん草などの青菜を
1日の推奨摂取量もしくはそれ以上食べている人は、
食べていない人に比べて11歳も認知機能が
若いことが判明したんです。
これは、ほうれん草に含まれるビタミンKが
作用しているためとのことですので、
同じ青菜でビタミンKを含む小松菜やパセリ、春菊、ケール、
モロヘイヤでも認知機能アップの効果が得られるとしています。
今回の研究を行ったラッシュ大学のマーサ・クレア・モリス氏は
この研究結果がアルツハイマー病の予防や治療に
役立つのではないかとしています。
ほうれん草は食べ過ぎに注意!
ほうれん草は栄養たっぷりで健康には欠かせない野菜ですが、
食べ過ぎには注意が必要です。
ほうれん草を食べ過ぎると、
結石ができてしまう可能性があるんです。
ほうれん草には、シュウ酸が含まれています。
ほうれん草にはアクがありますが、
それはシュウ酸によるものなんです。
シュウ酸を摂り過ぎると、
腎臓でカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムとなります。
これが結晶化して結石になるんです。
ただ、結石を作るリスクを高めるには、
毎日ほうれん草を500グラム以上食べ続ける必要がありますので、
そこまで気にする必要はありません。
でも、結石になった経験のある人は、
注意しておいたほうが良いでしょう。
ほうれん草は生活習慣病を予防し、免疫力や認知機能を高め、
便秘改善、貧血予防に役立つ万能野菜です。
和食や中華、洋食問わず使い勝手の良い野菜ですので、
積極的に食卓に取り入れてみませんか?