玉ねぎで生活習慣病予防?玉ねぎが秘める健康パワーについて知りましょう。
玉ねぎで生活習慣病予防
安くて用途が広く便利な野菜である玉ねぎ。
生でサラダにしても良いし、炒めても揚げても良いので、
家に必ずあるという人も多いのではないでしょうか。
そんな便利で身近な玉ねぎですが、
実は驚くべき健康効果を持っているんです。
玉ねぎの健康効果の1つ目は生活習慣予防です。
玉ねぎには硫化アリルという成分が含まれています。
玉ねぎを切った時に目にしみて涙が出ますよね。
これは硫化アリルのせいです。
硫化アリルは血液の凝固を遅らせる作用があります。
血液が固まりにくくなるということは、
血液内に血栓ができにくくなる。
つまり血液がサラサラになるということです。
血液がサラサラになれば、
血管壁への負担を軽減することができます。
また、硫化アリルにはコレステロールの代謝を
促進する作用もあります。
血液サラサラ&コレステロールの代謝促進作用で、
動脈硬化を予防することができるんです。
動脈硬化を予防できれば、脳梗塞や脳卒中、
心筋梗塞などを予防することができますよね。
玉ねぎで精神安定
玉ねぎには精神安定の効果もあるんです。
精神安定にも、硫化アリルが関わっています。
玉ねぎのあの独特の臭いの源である硫化アリルは、
高ぶった神経を鎮めてくれて、
精神安定に役立つ作用があるんです。
さらに、硫化アリルは
疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を促進したり、
新陳代謝を活発にしますので、疲労回復にも役立ちます。
また、玉ねぎを枕元に置いておくと、
硫化アリルの鎮静効果でグッスリ眠ることができるんです。
ですから、鎮静効果と快眠効果、
疲労回復効果がある玉ねぎは、
イライラした時やストレスが溜まった時などの精神安定には
ピッタリの食材なんです。
玉ねぎでポリフェノール摂取
玉ねぎの健康成分は硫化アリルだけではありません。
玉ねぎにはケルセチンというポリフェノールが
含まれているんです。
ケルセチンは、体内の毒素を封じ込めるデトックス効果と
血管内皮機能低下の改善効果があるんです。
血管内皮機能は食後一時的に低下することがわかっていますが、
この血管内皮機能低下を抑制することで
血管の機能を正常に保つことができます。
もちろん、ポリフェノールの代名詞である
抗酸化作用もきちんとありますし、
脂肪の吸収抑制や脂肪の体外への排出、
アレルギー症状の抑制などの効果も期待できます。
ただ、このケルセチンは玉ねぎの皮に含まれていますので、
普通に食べるだけでは摂取できません。
丸ごと洗って野菜スープの出汁として使ったり、
乾燥させてお茶として飲むと良いでしょう。
健康に良くて安くておいしい玉ねぎ、
今日からは皮まで有効活用して、
玉ねぎの健康パワーを最大限に摂取しましょう。