副交感神経は優位になり過ぎてもNG!自律神経はバランスが大切です。
副交感神経を働かせてリラックス
私たちの体は、自律神経の交感神経と
副交感神経がバランスをとって作用することで
健康を保っています。
交感神経は攻撃、興奮、活動を司る神経で、
副交感神経はリラックスや休息、抑制を司る神経です。
現代はストレス社会と言われています。
現代の社会生活を送る上でストレスは
切っても切り離すことができないものです。
日常生活の中で、まったくストレスを感じていない、
ストレスフリーな生活を送っているという人は、
極々少数派だと思います。
ほとんどの人が、
何かしらのストレスを感じながら生活をしています。
ストレスを感じると、
そのストレスに対抗するために自律神経のバランスが乱れて、
交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、消化機能が低下します。
そうすると、胃もたれや胸焼け、下痢、便秘、
食欲不振などの症状が起こりますし、
眠りが浅い、夜中に眼が覚めるなどの睡眠障害の症状が出てきます。
ですから、交感神経が優位になりやすい現代人は、
意識的に副交感神経を優位にして、
リラックスするようにしなければいけません。
副交感神経が優位になり過ぎると?
副交感神経を優位にすると、リラックスできますし、
食欲が出て消化機能もアップ、
さらに良質な睡眠を取ることができますが、
副交感神経が優位になり過ぎると、その弊害も出てくるんです。
副交感神経が優位になると、血管が拡張して血圧が下がります。
血圧が下がるのは良い事なのですが、普段以上に下がってしまうと、
血流が悪くなりますよね。
血流が悪くなれば、
体の隅々まで酸素や栄養分が行き渡らなくなりますし、
老廃物も溜まりやすくなります。
そのため、肩こりや頭痛などの症状が現れやすくなりますし、
「なんとなく体調が悪い」というケースが増えるんです。
梅雨の時期は気圧が低く、酸素濃度が薄いので、
体は休息・抑制モードになるため、副交感神経が優位になります。
だから、梅雨の時期は肩こりや頭痛、
「なんとなく体調が悪い」という症状が出やすいんですね。
自律神経はバランスが大切
自律神経は、
交感神経が優位になり過ぎると様々な症状が出てきます。
そして、副交感神経が優位になりすぎても、
健康への悪影響が出てくるんです。
健康のためには、交感神経が優位になり過ぎてもダメ、
副交感神経が優位になり過ぎてもダメ。
つまり、交感神経と副交感神経のバランスがとても大切になるんです。
自律神経のバランスを保つためには、
規則正しい生活を送ることが一番大切です。
毎日決まった時間に起床し、
1日3食栄養のバランスの良い食事を食べて、
決まった時間に就寝するようにしましょう。
そして、ストレスが溜まっていると感じたら、
副交感神経を優位にするために、リラックス時間を設けたり、
意識的にゆっくりと深い呼吸をすると良いでしょう。
逆に、交感神経を刺激するためには、
カフェインを摂取すると良いでしょう。
また体を温めるようにすると、
自律神経のバランスを保ちやすくなります。
健康に大きな影響を与える自律神経は、
意識的にコントロールするようにすると、
健康に大きく一歩近づきますよ!