状況に応じて体を「冷やす食材」と「温める食材」を使い分けましょう!
体を冷やす食材は?
夏の暑い時期は、できるだけ涼しく過ごしたいですよね。
涼しく過ごすために、クーラーや扇風機を活用したり、
アイスクリームや冷えた飲み物など
冷たいものを食べている人も多いと思います。
でも、涼しく過ごすための方法はそれだけではないんです。
涼しく過ごすためには、
体の内部から熱を取り去ってくれる食べ物、
体を冷やす作用がある食べ物を食べましょう。
体を冷やす食材の代表例は、夏が旬の野菜や果物です。
きゅうりやトマト、ニガウリ、ナス、スイカなどですね。
また、マンゴーやバナナ、
パパイヤなどの南国産のフルーツも、
体を冷やしてくれる作用があります。
これらの体を冷やす食材は、
水分とカリウムが豊富に含まれていますので、
尿量を増やして、
尿の排泄と一緒に体の熱を体外へ放出してくれることで、
体温を下げる働きがあるんです。
体を冷やす食材を積極的に食べることで、
体の内側から体温を下げて、涼しく過ごすことができるんです。
体を温める食材は?
体を冷やす食材があるということは、
逆に体を温める食材もあるということです。
体を温める食材は、冬が旬の野菜や果物になります。
また、赤やオレンジなどの暖色系の色をしている食べ物も
体を温める作用があります。
具体的には、カボチャやごぼう、
にんじんなどの根菜類や肉や魚、卵、生姜、ネギなどです。
これらの食材は、血流を良くする事で代謝を上げて
体を温めてくれる効果があります。
また、肉や魚、卵などに豊富に含まれるタンパク質は、
炭水化物に比べると3倍も熱に変わりやすい性質を持っていて、
体内で熱の産生を促す効果がありますので、
体温を上げて体を温めてくれるんです。
さらに、タンパク質は筋肉を作る栄養素ですが、
筋肉量が増えれば代謝が上がって体温が上昇しますので、
体が温かくなります。
状況に応じて使い分けよう
夏の暑い時期には、体を冷やす食材を積極的に食べて、
冬の寒い時期には体を内側から温めてくれる食材を
食べるようにしましょう。
また、夏の暑い時期も状況に応じて
これらの食材を使い分けると良いですよ!
たとえば、外出から帰って
汗をいっぱいかいて暑さを感じているときは、
体を冷やす食材を食べて体温を下げましょう。
また、オフィスなどクーラーが効いているところに長時間いて、
夏でも冷えを感じることがありますよね。
そういう時は体を温める食材を食べて、
体を内側から温めるようにすると、冷え性を防ぐことができます。
体を冷やす食材、体を温める食材を知って、
それらを状況に応じて上手に使い分けることで、
より快適に過ごすことができるようになりますよ!