最強&万能の植物?すごいパワー「アロエ」の健康効果を知りましょう!
アロエとは?
アロエは古来から薬として使われてきた植物です。
自宅で栽培しているという人も多いと思います。
実は、アロエにはたくさんの種類があるって知っていますか?
現在確認されているだけでも、
500種類以上のアロエがあるんです。
日本で古来から栽培されているのは、
キダチアロエという種類で、鎌倉時代に伝わったとされています。
また、アメリカで有名なものはアロエベラという種類です。
アロエベラという名前は聞いたことがあるかもしれませんね。
このアロエは、様々な有効成分が含まれているんです。
アロエは食べてよし、
塗ってよしのすごいパワーを持っているんですよ。
アロエは食べてよし!
アロエは、
食べることでその健康成分の恩恵を受けることができます。
市販のヨーグルトやゼリーの中に
アロエが入っているものがありますよね。
アロエにはアロインという成分が含まれていますが、
このアロインは大腸の水分量を増やして、
大腸の蠕動運動を活発にしてくれる作用があります。
大腸の水分量が増えれば、便が軟らかくなりますし、
蠕動運動が活発になれば、便を押し出してくれるので、
便秘を解消することができます。
さらに、アロエのアロインとアロエモジンは胃液の分泌を促して、
胃の活動を活発にしてくれますので、食欲を増進させ、
胃もたれや消化不良を予防してくれます。
また、アロエの果肉には粘り気のあるゼリー状の成分が
「ムコ多糖体」が含まれていますが、
ムコ多糖体の粘り気が胃の粘膜を守り、
修復してくれる効果もあるのです。
アロエは塗ってよし!
アロエは食べるだけでなく、
皮膚に塗ることでも健康効果を発揮します。
アロエはやけどや擦り傷、切り傷の修復に効果があるんです。
先ほどご紹介したムコ多糖体は、その粘り気の成分で傷を覆って、
傷口部分の水分の蒸発を防いでくれます。
医療機関ではラップ療法が
取り入れられていることからもわかるように、
水分を蒸発させないで治す方が早くきれいに治りますので、
アロエを塗って傷を覆うことは理にかなった治療法なのです。
しかもアロエには、「サルチル酸」という抗炎症作用のある成分が、
傷口の炎症を抑えてくれる効果があるのです。
さらに皮膚の代謝を早めて傷口の修復に役立つビタミンCや
コラーゲンの生成に役立つ糖タンパク、
免疫機能を強めるアロミチンなどが働いてくれます。
アロエはやけどや擦り傷、切り傷だけでなく、
打ち身やねん挫、ひび、あかぎれ、
虫刺されなどにも効果がありますので、
日常的な皮膚疾患には万能的な効果を発揮してくれるでしょう。
アロエは食べて良し、塗ってよしの植物です。
ただ、食べ過ぎると強い下痢になってしまいますので、
使い過ぎには注意してください。