昼食後に眠くなるのは理由があった!昼寝をして健康になりましょう!
昼食後に眠くなるのは自然の摂理?
昼食を食べた後、眠くなって
ついウトウトしてしまった経験がある人は少なくないと思います。
昼食後に眠くなるのは、2つの理由があります。
1つ目は、午後1~4時に眠気の山がやってくることです。
体内時計によって、
眠気の大きな山は午前2~4時の深夜にやってきますが、
眠気の山が1日1回だけではありません。
午後1~4時にも小さな眠気の山がやってくるんです。
また、満腹になると
オレキシンという覚醒を司るホルモンの分泌量が減少します。
覚醒のホルモンが少なくなれば、眠くなってしまいますよね。
この2つの理由で、昼食後に眠くなってしまうのです。
この2つの理由は、体の自然な反応ですので、
仕方がないことなのですが、
実は昼食後に眠くなるのは、悪いことではないのです。
昼寝で仕事の効率をアップ
昼食後に眠気を感じて、
昼寝をすると健康に良い効果があるんです。
眠気を感じているのに、眠気を我慢して仕事を続けても、
効率は下がるだけですよね。
でも、昼寝を取ると眠気が解消されますので、
仕事の効率が上がるんです。
NASAの研究では、仕事の効率が34%アップし、
注意力は54%もアップしたという結果が出ています。
また厚生労働省も、「健康づくりのための睡眠指針2014」で
「30分以内の短い昼寝をすることが、
眠気による作業効率の改善に効果的である」として、
昼寝を勧めているんです。
昼食後に眠気を感じたら、
短い昼寝をすると、仕事の効率が上がり、
クオリティが高い仕事をすることができるでしょう。
昼寝で心臓を守る?
昼寝の効果は、仕事の効率を上げることだけではありません。
心臓を守ってくれる効果もあるんです。
ロンドンで行われたヨーロッパ心臓病学会での発表によると、
平均61.4歳の血圧が高めの被験者386人をモニタリングしたところ、
日中にうたた寝をする人は、
うたた寝をしない人に比べて
血圧が1日を通して5%低下することがわかったんです。
さらに、うたた寝をすると血圧が下がるだけでなく、
心臓や動脈が受けるダメージも減らせることが判明しています。
つまり、昼食後に昼寝(うたた寝)をすると、
心臓を守る効果があるんです。
また、ギリシャで行われた研究でも、
30分程度の昼寝をすると心臓疾患にかかるリスクが
37%も減少するという結果が出ています。
昼寝をするとこのような効果が得られますので、
昼食後に眠くなるのは、
体を守るための自然な反応なのかもしれませんね。
仕事をしている人は、
仕事中に昼寝をすることは難しいかもしれませんが、
休憩時間に少し昼寝をするなど、
今日から昼寝を取り入れた生活習慣を始めてみませんか?