風邪薬で風邪は治らない?風邪を治す方法を知りましょう。
風邪薬で風邪は治らない?
あなたは風邪を引いたとき、どうやって風邪を治していますか?
風邪薬を飲んで、
できるだけ早く治すという人も多いのではないでしょうか?
でも、実は風邪薬で風邪を治すことはできないんです。
風邪の原因は、
体内に風邪の症状を引き起こす細菌や
ウイルスが侵入したことですよね。
つまり、風邪を治すためには、
この細菌やウイルスを撃退しないといけません。
細菌を撃退する薬は抗生物質(抗菌薬)、
ウイルスを撃退する薬は抗ウイルス薬ですよね。
でも、市販の風邪薬には、
抗生物質も抗ウイルス薬も含まれていません。
それに、抗生物質や抗ウイルス薬は、
細菌やウイルスならどの種類でも効果がある
というわけではありませんので、
原因菌やウイルスがわからない限り、
むやみやたらに抗生物質や抗ウイルス薬を飲んでも
意味がないのです。
そもそも市販の風邪薬には
抗生物質も抗ウイルス薬も含まれていませんので、
風邪薬を飲んでも風邪が治るわけではありません。
風邪薬って結局何?
では、風邪薬って何なのでしょうか?
風邪薬は、風邪の症状である頭痛や発熱、
咳や痰、喉の痛み、鼻水等を緩和させるためのものです。
ですから、風邪そのものを治すのではなく、
症状を和らげて、
風邪による苦痛を緩和させるためのものなのです。
そのため、
風邪薬がまったく意味がないというわけではありません。
咳や痰で呼吸が苦しかったり、頭痛の辛さがずっと続けば、
より体調が悪くなりますよね。
そうすれば、免疫機能がさらに低下しますので、
風邪が長引いてしまいます。
でも、風邪薬で症状を緩和させれば、
体力が消耗しませんので、風邪に打ち勝ちやすくなるんです。
ただ、咳や鼻水、発熱は、
風邪の原因菌やウイルスを撃退するための症状ですので、
無理やり薬で押さえ込んでしまうと、
風邪が長引いたり、悪化する可能性があります。
そのため、
風邪薬は風邪の引き始めに飲むのは止めたほうが良いでしょう。
風邪を治すためにはどうすれば良い?
風邪薬は風邪そのものを治すものではない、
また風邪の引き始めに飲むと、風邪が長引いたり、
悪化する可能性すらあるのなら、
風邪を早く治すためにはどうすれば良いのでしょう?
風邪を早く治すためには、とにかく免疫力を上げることです。
免疫力を上げて、
体内の細菌やウイルスを撃退できるようにすれば良いのです。
免疫力を上げるためには、栄養と休息が大切です。
消化しやすく栄養のバランスの良い食事を取り、
しっかり休息を取りましょう。
温かくして眠ることで、免疫力を上げることができますので、
風邪を引いたら美味しいものを食べて
ゆっくり寝ることが一番なんです。
ただ、インフルエンザは
抗インフルエンザ薬を服用したほうが早く治りますので、
38.5度以上の高熱が出て、インフルエンザが疑われる場合は、
早めに医療機関を受診しましょう。