インフルエンザにかかりやすい人の3つのタイプは?しっかり予防が大切です
インフルエンザにかかりやすい=忙しい人
今年のインフルエンザの流行は例年よりも遅めになっていますが、
2月に入ってから徐々に流行が広がってきていますよね。
同じ環境で生活していても、
インフルエンザに感染する人、感染しない人がいます。
予防のためにも、
どんな人がインフルエンザに感染しやすいのかを
知っておきましょう。
インフルエンザにかかりやすい人は、忙しい人です。
仕事や勉強に忙しい人は、たいてい疲れていますよね。
休む暇がなく、いつも睡眠不足で、自分では自覚していないけど、
慢性的に疲労が溜まっている状態です。
そういう人はインフルエンザにかかりやすいんです。
忙しくて疲れていると、体の免疫力が低下します。
免疫力が低下していれば、
インフルエンザウイルスが体内に侵入しても、
それを撃退する力が弱いですので、
インフルエンザに感染してしまうんです。
インフルエンザにかかりやすい=冷え性の人
インフルエンザに感染しやすい人の2つ目のパターンは、
冷え性の人です。
冬は手足が冷たくなって、冷え性に悩んでいる。
どんなに着込んでも、
寒くて寒くて仕方がないという人がいますよね。
特に、女性は冷え性に悩んでいる人が多いと思います。
冷え性の人はインフルエンザにかかりやすいんです。
冷え性の人は、体温が低いですよね。
健康な人の平熱は36.5℃前後になりますが、
冷え性の人の平熱は35℃台になりますよね。
体の免疫機能は、体温によって大きく左右されるって知っていますか?
体温が1℃違うと、免疫力は30%以上も低下してしまうんです。
つまり、健康な平熱の人に比べて、冷え性で平熱が35℃台の人は
インフルエンザにかかる可能性が高いことになります。
しかも、インフルエンザに感染した場合、
軽症ではなく、重症化する確率もそれだけ高くなります。
インフルエンザにかかりやすい=男性的なマッチョの人
インフルエンザに感染しやすい人、
3つ目のタイプはマッチョの人、つまり筋肉量が多い人です。
筋肉量が多いと、それだけ健康だから
インフルエンザにかかりにくいと思うかもしれませんが、
そんなことはないんです。
アメリカのスタンフォード大学や
フランス国立保健医学研究所などの研究によると、
男性ホルモンであるテストステロンの値が高い人ほど、
インフルエンザワクチンの効果が低いことがわかったんです。
テストステロンの分泌量は加齢とともに低下していきますし、
「男性的」である男性ほど分泌量が多いですから、髭が濃く、
マッチョな人は、インフルエンザワクチンを接種しても、
その効果が薄く、インフルエンザに感染しやすいと言えるんです。
インフルエンザは爆発的な流行時期が過ぎても、
5月のゴールデンウィークごろまでは局所的に流行することがあります。
男性ホルモンを抑えることはできなくても、
疲れを溜めず、冷え性を改善することで、
インフルエンザにかかりにくくなりますので、手洗いやうがい、
マスクの着用とともに、しっかり予防していきましょう。