妊娠初期の頭痛の原因とおすすめの対処法。これで頭痛を乗り切ろう
妊娠初期に頭痛が起こりやすい理由
妊娠初期症状の1つに頭痛があります。
妊娠初期は頭痛が起こりやすいので、
普段は片頭痛持ちではなくても、
頭痛に悩むことがありますし、
片頭痛持ちの人は妊娠すると
いつも以上に頭痛に悩まさせることも珍しくありません。
妊娠初期に頭痛が起こりやすい理由は、
ホルモンバランスの変化です。
妊娠すると、
女性ホルモンのバランスが大きく変わりますね。
妊娠初期には生理前に増えるプロゲステロンという
女性ホルモンの分泌量が多くなります。
このプロゲステロンには、血管を拡張させて、
血流を良くするという効果があるのです。
そのため、妊娠初期には
脳の血管が拡張しやすくなります。
脳の血管が拡張すると、周囲の神経を圧迫します。
もし、脳が頭蓋骨に覆われていなかったら、
血管が拡張しても、その分脳が大きくなれば
神経を圧迫しないで済むのですが、
脳は頭蓋骨に覆われて圧を逃がすスペースがありませんので、
血管周囲の神経をダイレクトに圧迫して
痛みを引き起こすのです。
妊娠初期の頭痛は、まずは冷やして
妊娠初期に頭痛を感じたら、まずは冷やしたタオルや氷嚢、
冷却ジェルシートなどで頭を冷やすようにしましょう。
頭を冷やすことで、血管が収縮しますので、
痛みが軽減されることが多いんです。
特に、こめかみのあたりを冷やすと効果が高い
という人が多いので、ぜひ試してみましょう。
また、こめかみのあたりを指で押さえるのもおすすめです。
指でこめかみを押さえて
その周辺の血流を少なくすることで、
血管が拡張するのを防ぐことができます。
血流が少なかったら、血管は細くなりますので、
痛みが和らぐんですね。
もし、妊娠していなければ、
コーヒーなどカフェインが入っている飲み物を飲むと、
カフェインの作用で血管が収縮するので
おすすめなんですが、
妊娠中はカフェインは控えたほうが良いので、
冷やすことやこめかみを押さえることで、
血管を収縮させるようにしましょう。
妊娠初期の頭痛は医師や薬剤師さんに相談して
妊娠初期の頭痛は、
普段から片頭痛に悩んでいる人にとっては、
とてもつらいかもしれません。
いつもは片頭痛の兆候があったら、
すぐに頭痛薬を飲んでいるという人もいるでしょう。
でも、妊娠初期に普段飲んでいる内服薬を
飲むのはやっぱり心配ですし、自己判断で薬を飲むのは
赤ちゃんへの影響を考えるとNGですよね。
どうしても頭痛が辛い、冷やしても効果が出ない
という妊婦さんは医師や薬剤師に相談してみましょう。
産婦人科の医師でも構いませんし、
普段使っている薬局の薬剤師さんでも良いですよ。
産婦人科の医師なら、妊娠中に飲んでも構わない
頭痛薬を処方してくれるでしょうし、
薬局の薬剤師さんなら妊娠中でも飲める市販薬を
紹介してくれるでしょう。
妊娠中は何かと制限があるので大変ですが、
赤ちゃんのためだと思って、
頑張って乗り切りましょうね。