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食中毒が増える季節の前に、食中毒の予防ポイントを知りましょう。




水だけで洗った手は不潔?!

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キッチンで料理をする前に、
どうやって手を洗っていますか?

ハンドソープや石鹸で洗っているでしょうか?

水だけで洗っているでしょうか?

レキットベンキーザー・ジャパンが
衛生微生物研究センター等の協力の下に行った実験で、
衝撃の結果が出ました。

実験では、
水だけで10秒間洗った「ささっと手洗い」と、
ハンドソープを用いて洗い残しがでやすいポイントまで
30秒間かけて洗った「しっかり手洗い」の2通りの手洗いの後
素手でおにぎりを握り、
握った直後とそれを3時間常温(夏場を想定した25℃)で
放置した場合のおにぎりに付着した雑菌数を比較しました。

その結果、「ささっと手洗い」で握ったおにぎりは、
握った直後の雑菌数は500個、
3時間常温で放置した後の雑菌数は110万個
という結果になりました。

それに対し、「しっかり手洗い」で握ったおにぎりは、
握った直後の雑菌数は20個、
3時間常温で放置した後の雑菌数は1800個でした。

この結果を見ると、食中毒予防のために
いかに手洗いが大切かがわかりますよね。

今までは「ささっと手洗い」だったけど、
今日から「しっかり手洗い」をしようと
決めた人も多いのではないでしょうか?

食中毒予防の三原則

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梅雨から夏にかけて食中毒が増えますが、
その時期の前に内閣府は
食中毒予防の三原則を公表しました。

食中毒予防の三原則とは、
食中毒の原因となる細菌やウイルスを
「つけない」、「増やさない」、「やっつける」です。

まずは、しっかり手を洗い、
まな板や包丁などの調理器具も
洗浄・熱湯消毒などをして、
食材に菌を「つけない」ようにしましょう。

次に、菌やウイルスは
高温多湿の環境で活発化しますので、
買ってきた食材は冷蔵庫や冷凍庫で低温保存して、
菌を「増やさない」ようにします。

最後に、調理するときはしっかり加熱して、
菌を「やっつける」ようにしましょう。

特に肉類は中心部までしっかり加熱すると、
食中毒の予防効果が高くなります。

日常生活内でできる食中毒予防

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日常生活内で食中毒予防のために
気をつけるべきポイントが4つあります。

1つ目が買い物です。

スーパーマーケットで食材を買うときは、
温度管理されている肉類や魚類は
一番最後に買い物かごに入れるようにしましょう。

また、買った後は寄り道せずに、まっすぐ自宅へ帰り、
すぐ冷蔵庫に入れてください。

自宅とスーパーマーケットが遠い人は、
クーラーボックスを用意しておくと安心です。

2つ目が下準備です。

調理前に手洗いをしっかりするのはもちろんですが、
野菜類を洗うときは流水で丁寧に洗って、
雑菌を洗い流すようにしましょう。

3つ目が調理器具です。

肉類を扱ったまな板や包丁で、野菜類を切ると、
野菜類に雑菌が付着することになります。

できれば、肉・魚類と野菜・果物類を扱う
まな板と包丁は分けたほうが良いでしょう。

もし、別々の物を用意できない場合は、
最初に野菜類を扱ってから、
肉・魚類を扱うという順番を守ってください。

4つ目が、調理過程です。

肉類の下ごしらえをしている時は、
常温ではなく冷蔵庫に保管するようにし、
加熱は中心部までしっかり過熱するようにしましょう。

食中毒の原因となる細菌やウイルスは、
高温多湿の環境を好みますので、
梅雨の時期から夏にかけて食中毒が一気に増加します。

食中毒にならないよう、買い物から調理時まで
しっかり予防対策を行うようにしてください。





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2014年6月2日 | カテゴリー:予防 健康全般

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