夏は低血圧になりやすい?夏の低血圧のリスクを知りましょう!!
夏は低血圧に要注意?
あなたは自分の血圧がどのくらいか知っていますか?
「私は高血圧とは無縁だから大丈夫!
むしろ、ちょっと低いくらいだし」という人は要注意です。
確かに高血圧は健康に良くありません。
でも、低血圧も健康に良いものではないんです。
そして、暑い夏は特に低血圧の人は注意が必要です。
なぜなら、夏は血圧が下がりやすいからです。
夏は暑いから血圧が上がりそうなイメージを
持っている人もいるかもしれません。
暑いと体がカーッとしますので、
血圧が上がりそうな気がしますよね。
でも、そのイメージは間違いなんです。
暑いとからあの熱を逃がそうとして、血管が広がります。
皮膚近くの血管を拡張させることで、
熱を皮膚から放散させるのです。
では、血管が拡張するとどうなるでしょうか?
細い血管と太い血管を同じ量の血液が流れるとしたら、
細い血管のほうが血管壁に血液の圧力が多くかかりますよね。
血管壁の圧力が高くなれば血圧が上がり、
圧力が少なくなれば血圧が下がります。
ですから、血管が広がると、
いつもよりも血圧が下がるのです。
そのため、普段から血圧が低めの人は、
夏は低血圧への注意が必要なのです。
夏に低血圧になるとどうなる?
低血圧になるとどうなるのでしょうか?
低血圧になると、血流が弱くなって、
血液が流れる勢いがなくなりますので、
体の隅々にまで血液が流れにくくなるんです。
そうすると、必要な酸素や栄養素が細胞に行き届かなくなり、
細胞に溜まった老廃物を回収できなくなります。
細胞は酸素不足、栄養不足になり、
老廃物は溜まっていく一方ですので、疲れが取れない、
だるいなどの身体の不調が起こってきます。
もしかしたら、夏にいつも体調が悪くなり、
「夏バテかも」と感じている人は、
夏の低血圧が原因かもしれないのです。
夏の低血圧は脳梗塞や心筋梗塞のリスクを上げることも
夏の低血圧は夏バテの根本的な原因になることもあります。
でも、夏の低血圧はそれだけではないのです。
夏の低血圧は、脳梗塞や心筋梗塞の原因になることもあります。
夏はたくさんの汗をかきます。
汗をかくと、体内の水分は不足気味になり、
血液の水分も少なめになりますので、
ドロドロの血液になるのです。
ドロドロ血液は流れが悪くなります。
それでなくても、低血圧で血流が悪くなっているのです。
ドロドロ血液の流れが悪くなったら、
血栓ができやすくなります。
血栓ができたら、それが脳の血管に詰まれば脳梗塞に、
冠動脈に詰まれば心筋梗塞になります。
血圧が高めで血流が良ければ、血栓ができても、
勢いで流れますので、血管に詰まりにくいのですが、
低血圧で血流が悪ければ詰まりやすくなるのです。
脳梗塞も心筋梗塞も命に直結する怖い病気ですから、
夏の低血圧はとても怖いものです。
夏の低血圧を防ぐには、
水分をしっかり取って血液量を増やしておくこと、
規則正しい生活を送ること、
上手にカフェインを摂取することです。
夏の低血圧のリスクを知って、夏を健康に乗り切りましょう!