靴擦れから足を切断?靴擦れの原因とその対処法を知りましょう。
靴擦れの原因は?
新しい靴を履くと、必ず靴擦れができて痛い思いをする
という人は結構多いですよね。
靴擦れは、足の皮膚と靴が擦れることで起こります。
赤くなったり、水ぶくれができたり、
その水ぶくれが破れて皮がむけてしまうこともあります。
なぜ靴擦れは起こるのでしょう?
靴擦れの原因は主に3つあります。
1つ目は靴のサイズが合っていない場合です。
サイズが合わないと、どうしても靴擦れが起こりやすくなります。
2つ目は、足の形と靴が合っていない場合です。
幅広い足をしていたり、足の甲が高いなど、
足の形は人それぞれです。
幅広の足なのに、幅が狭い靴、
甲高なのに低い靴を履いていたら、
靴擦れが起こりやすくなりますよね。
また、外反母趾の人も要注意です。
3つ目は歩き方です。
あなたは正しい姿勢で正しく左右対称に歩けていますか?
履きなれた靴の靴底を見てみましょう。
左右どちらかの一箇所だけが磨り減っていないですか?
もしそうなら、あなたは歩いている時に、
その一部分だけに体重がかかっていることになります。
そうすると、新しい靴を履いた時に、
その部分に靴擦れができやすくなるんです。
靴擦れの対策法
靴擦れができたら、水ぶくれが破れていない状態なら無理に破かず、
絆創膏で保護しましょう。
もし破れてしまったら、水道水できれいに洗って、
密閉できる湿潤療法用の絆創膏で保護してください。
また、いつも同じところに靴擦れができるという人は、
新しい靴を履くときは、
靴が馴染むまで靴擦れが起こりやすい部分に絆創膏を貼って
保護すると良いですよ!
そして、靴擦れを作らないための靴選びのポイントは、
夕方に靴を買うことです。
足は夕方から夜にかけてむくむので、
朝よりも夕方のほうがサイズが大きくなるんです。
ですから、午前中に靴を買うよりも夕方に買ったほうが、
靴擦れを起こすリスクが低くなります。
糖尿病の人は靴擦れに要注意
靴擦れは、新しい靴が足に馴染めば治りますし、
治るまでにもそれほど時間はかかりませんので、
「靴擦れができても別にそんなに気にしない」
という人もいると思います。
でも、もしあなたが糖尿病だったり、
糖尿病予備軍だったら靴擦れは要注意なんです。
糖尿病になると、合併症の1つである糖尿病性神経障害を発症します。
糖尿病性神経障害になると、
足に靴擦れができても痛みが出ずに靴擦れに気づかないまま、
その靴を履き続けることになります。
そうすると、足の靴擦れは悪化しますし、
そこから感染を起こして足壊疽を起こしてしまいます。
足壊疽を起こすと、最悪の場合その部分を切断しなければいけません。
靴擦れから足の切断につながることもあるんです。
そのため、糖尿病の人や糖尿病予備軍の人は、
靴擦れを作らないように細心の注意を払わなければいけませんし、
新しい靴を履いたら、
靴擦れを起こしていないか毎日チェックするようにしましょう。